4歳の女児を浴槽に放置し死亡…男は無罪主張「溺れるとは思わなかった」鹿児島地裁｜TBS NEWS DIG
鹿児島県出水市で当時4歳の女の子を浴槽に放置し死亡させた罪などに問われている男の裁判の初公判が開かれ、男は「溺れるとは思わなかった」と無罪を主張しました。
重過失致死の罪などに問われているのは、出水市の建設業・日渡駿被告(24)です。起訴状などによりますと、日渡被告は2019年8月、同居していた交際相手の長女・大塚璃愛來ちゃん(当時4)と入浴中、高熱で体調が悪く、溺れるおそれがあったにもかかわらず、浴槽に放置し水死させたほか、その前日には頭を殴ったとされています。
27日の初公判で日渡被告は「日頃から1人で浴槽につかっているため、溺れるとは思わなかった」「しつけのため軽くげんこつしたが、暴行と言われることはしていない」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。
冒頭陳述で、検察は、「当時、璃愛來ちゃんは38.5度の熱があり、自分で歩くことができずぐったりしていた。被告は、璃愛來ちゃんの様子に注意することなく自分の髪を洗うなどして放置した」と指摘。一方、弁護側は、「過失」は成立しないと主張しました。
今年2月、警察は日渡被告を璃愛來ちゃんへの傷害致死容疑で逮捕し、地検は「暴行により死亡したとは立証できない」として、重過失致死などの罪で起訴していました。
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