２か月後に投票の韓国大統領選 異例の展開に
およそ２か月後に迫った韓国の大統領選挙は、与党候補の支持率が上昇する一方、当初は好調だった最大野党候補は内紛から選挙活動を一時中断するなど混乱を見せ、第三の候補の存在も注目されています。
李在明氏
「これまで以上に豊富な経験と検証された実力を備えたリーダーが必要だ」
与党「共に民主党」の大統領候補・李在明氏は４日の会見で、新型コロナ対策として日本円で最大２兆９千億円の規模となる補正予算を編成すべきだと強調しました。
最新の世論調査では李在明候補が支持率でリードし、最大野党「国民の力」の尹錫悦候補は自身の側近と党代表の李俊錫氏が対立する内紛などの影響で支持率を落としています。
こうした状況を受け、尹錫悦氏は遊説などの選挙活動を中断。陣営の選挙対策委員会の幹部が一斉に辞任し、立て直しを図っています。
一方、尹氏の支持層の一部は前回の大統領選にも出馬した別の中道野党「国民の党」の候補、安哲秀氏に流れているものとみられ、去年のソウル市長選の際に行われた野党候補の一本化が今後あるのか注目されています。（2022年01月04日18:52）
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