「寝ても起きても痛い痛いの毎日…」森永ヒ素ミルク事件の被害者が森永乳業を提訴(2022年5月25日)

「寝ても起きても痛い痛いの毎日…」森永ヒ素ミルク事件の被害者が森永乳業を提訴(2022年5月25日)

「寝ても起きても痛い痛いの毎日…」森永ヒ素ミルク事件の被害者が森永乳業を提訴(2022年5月25日)

1955年に起きた「森永ヒ素ミルク事件」の被害女性が、症状が悪化し続けているとして、森永乳業に対して損害賠償を求めて提訴しました。

 訴えを起こしたのは1954年生まれで現在68歳の女性です。女性は乳児期にヒ素が混入した森永乳業の粉ミルクを飲み脳性まひを発症しました。

 森永ヒ素ミルク事件では、全国で乳児130人が死亡、1万2000人以上に健康被害が出ています。森永乳業は責任を認めて公益財団法人を設立。被害者に手当を支給しています。

 訴状によりますと、女性は40歳ごろから、脳性まひに加え首や手足の痛みなど予見できなかった新たな症状が現れ、症状が悪化し続けているとし、「手当では救済が不十分」などとして、森永乳業に対して慰謝料など5500万円の賠償を求めています。

 (原告女性)
 「寝ても起きてもとにかく痛い痛いの毎日で、ぐっすりゆっくり寝たことがないです。どんどん死ぬまで悪くなって、楽になるときは死ぬときですね」

 森永乳業は「訴状を受け取っていないので今の段階でのコメントは差し控える」としています。

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