【ウクライナ侵攻】24日で“侵攻”から3か月 ゼレンスキ―氏”戦い続ける意思”示す

【ウクライナ侵攻】24日で“侵攻”から3か月 ゼレンスキ―氏”戦い続ける意思”示す

【ウクライナ侵攻】24日で“侵攻”から3か月 ゼレンスキ―氏”戦い続ける意思”示す

ウクライナ側の戦闘員の退去が続くマリウポリの製鉄所では、ロシア側がガレキの撤去などの作業を進めています。ロシアによる侵攻が、24日で3か月となるのを前に、ウクライナ議会は「戒厳令と総動員令の90日間延長」を発表しました。

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ウクライナ・ポドリャク大統領府顧問(22日)
「ロシアのウリは戦争と(領土)拡大だけだ。きょうはウクライナを攻撃し、あしたは周辺にある他の国を攻撃する可能性がある」

今回の侵攻が始まってから、まもなく3か月となります。戦闘を経て、今はロシアが掌握を宣言したマリウポリのアゾフスタリ製鉄所。廃虚と化したこの場所で、ロシア兵が行っていたのは地雷の撤去です。

ロシア兵
「敵(ウクライナ側)は自分たちで地雷を設置し、私たちも敵を阻止しながら地雷を設置していた」

ロシア国防省によると、製鉄所からは20日に最後の531人が投降したということです。製鉄所では、ロシア軍によるガレキの撤去などが進んでいます。

現在、主戦場の1つとなっているのは、東部ドンバス地方のルハンシク州とドネツク州です。ロシア軍はマリウポリの掌握を発表して以降も、東部の制圧を目指し、攻撃を続けています。

ドネツク州では、街中でも砲撃のような音が聞こえていました。28歳の娘を亡くしたという、地下に避難している女性は、次のように話しました。

娘を亡くした女性
「彼女は私たちの最愛の人です。受け止められる母親はいません」

同じドネツク州では21日、日本政府の支援で2016年に改修された音楽学校も破壊されたということです。

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ロシアによるウクライナ侵攻から、24日で3か月。戦闘が長期化する中、徹底抗戦しているウクライナのポドリャク大統領府顧問は、停戦協議について次のように述べました。

ポドリャク大統領府顧問(22日)
「ロシアが戦争では目標を達成できないことを理解し始めた瞬間に、交渉プロセスが現実のものとなる」

ポドリャク大統領府顧問は、「ロシア軍が諦めたら実現する」と強気な姿勢を見せています。

こうした中、ウクライナ国営メディアによると、地元メディアに「今回の勝利とは何か」と問われたゼレンスキー大統領は、「これ以上の損失なしに(侵攻が始まった)2月24日の状態にできたら勝利」と発言し、戦い続ける意思を示しました。

22日、ウクライナ議会は現在発令中の戒厳令と総動員令を8月23日まで90日間延長することを承認し、長期戦に備える構えです。
(2022年5月23日放送「news every.」より)

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