“有事の日米首脳会談” バイデン氏、台湾有事の際は「防衛に関与」(2022年5月23日)

“有事の日米首脳会談” バイデン氏、台湾有事の際は「防衛に関与」(2022年5月23日)

“有事の日米首脳会談” バイデン氏、台湾有事の際は「防衛に関与」(2022年5月23日)

 ロシアによるウクライナ侵攻で国際秩序が揺らぐなか、アメリカのバイデン大統領が初めて日本を訪問し、「有事の日米首脳会談」が行われました。バイデン大統領は、共同記者会見で台湾で紛争が起きた場合にアメリカが防衛に関与するか問われ「イエス」と答えるなど、重要な発言も飛び出しました。

 79歳になる大統領、23日も精力的に動いています。

 23日午後、北朝鮮の拉致被害者と面会したバイデン大統領。拉致問題解決に向け、意欲を示しました。

 横田めぐみさんの母・早紀江さん(86):「『あなた方の気持ちはよく分かりました。同じ気持ちです』ということもおっしゃってくださって、私は椅子に座らせて頂いてたんですが、バイデンさんの方から腰をかがめて話し掛けてくださって、びっくりして立ち上がったんですけど『どうぞ、どうぞ』ということで」

 22日、黒いマスク姿で就任後初来日を果たしたバイデン大統領。

 一夜明け、最初に向かったのは皇居です。

 23日は白のマスクに変わっていました。

 天皇陛下と面会した大統領。二人は、初対面ではありません。2013年、皇太子と副大統領としても面会をしていました。

 およそ9年ぶりの再会となった面会は30分ほど。和やかなムードのなか、訪問を歓迎する気持ちを示されたということです。

 次に向かったのは、赤坂・迎賓館です。3年ぶりのアメリカ大統領来日。沿道には、一目見ようとする人の姿も見られました。

 バイデン大統領を見に来た人:「千葉県から6時起きで。バイデンさんだと思って鳥肌が立った。いつ見てもアメリカ大統領の車列はかっこいい。きょう1日はバイデン大統領を追いかけるみたいな」「立派な車を家族に、特に子どもが見たいと言っていたので学校から帰ったら(車の写真を)見せてあげたい」

 大統領とともに人気なのが、その車です。

 大学生:「ビーストが一番見たかった」「(Q.仕事や学校は?)何とかずらして」

 「動くシェルター」とも言われる大統領専用車、ビーストです。車を降りた際の、そのドアの厚さからも分かる通り、ロケットや爆弾でもびくともしない代物です。

 アメリカ大統領来日の時にしか見ることができない貴重な車です。

 大学生「これがビースト。長いですよね。リムジンみたい。一両だけ長くて、格が違う。感動しました。また来るなら行きたい」

 その後、日米首脳会談に臨んだ両首脳。

 ロシアや中国、北朝鮮・・・課題は山積し、総理にとっての正念場です。

 岸田総理大臣:「今回の訪日は、いかなる状況にあっても米国がインド太平洋地域への関与を強化し続けることを示すものであり、心から歓迎を申し上げたい」

 有事のなかで、世界が注目するなか行われた会談。

 ただバイデン大統領、ウクライナ問題より、先に出た話題はこちらです。

 アメリカ、バイデン大統領:「新しいインド太平洋経済枠組みを立ち上げます」

 中国に対抗する新たな経済圏「IPEF」。中国は反発しています。

 中国、王毅外相:「本質は分裂を作り対立をあおる戦略で、最終的に必ず失敗する」

 その新たな経済圏。会談後行われた共同会見で、大統領は強い意欲を示しています。

 アメリカ、バイデン大統領:「クアッドは世界に対し、民主主義国同士の協力で大きなことが成し遂げられるのを示す」

 また、台湾有事の際には介入する意欲も示し、中国を牽制(けんせい)しています。

 アメリカ、バイデン大統領:「(Q.ウクライナの紛争にはアメリカは軍事的に直接関わりたくない一方で、台湾を防衛するためには直接関わる?)イエス」「(Q.本当に?)そういったコミットメントをアメリカは示している」

 ロシアについても、非難を強めています。

 アメリカ、バイデン大統領:「プーチンの残虐なウクライナ戦争と国際的な秩序の根本である規範と原則への攻撃の責任を取らせます」

 都内は、ものものしい雰囲気です。官公庁も近い四谷は、大渋滞です。夕方、IPEFの設立式典が行われている六本木も、厳戒体制です。首都高速の通行規制は、午後、範囲が広がりました。

 港区の大動脈「六本木通り」周辺も、警察車両が多くみられます。

 女性:「コンサートがあるんで早めに来ました。交通規制とか電車も遅れたら困るのでぶらぶら歩いてきた」

 1万8000人で行われる警備態勢。こんな機材も導入されています。

 ライフルのような、バズーカのような機材。これは、ジャミングガンと呼ばれる機材で、不審なドローンへの対策として妨害電波を発します。

 この後、夕食会が行われるのが港区・八芳園です。

 徳川家康の家臣・大久保彦左衛門の屋敷としてのルーツを持ち、1万坪を超える日本庭園は都会のオアシスを作り出しています。四方八方から眺めて美しいと言われる庭が名前のルーツとなっています。

 これまで様々な形で行われてきた大統領へのおもてなし。2002年には、ブッシュ大統領の「庶民の味を」という希望もあり、居酒屋「権八」で。

 オバマ大統領は、銀座の「すきやばし次郎」で寿司が振る舞われました。

 安倍総理大臣(当時):「『人生の中で一番おいしい寿司だ』というふうにおっしゃっていましたね」

 今回はどんなおもてなしなのでしょうか。

 八芳園の庭園の中にある割烹(かっぽう)料亭「壺中庵」が選ばれました。四季折々の色とりどりの割烹料理が楽しめます。

 部屋には、こんな仕掛けも用意されています。

 1915年、当時政財界の重鎮として活躍した久原房之助。その別邸でもありました。

 その際、中国革命の父・孫文を招きましたが、不測の事態に備えた抜け道も用意されていました。今も「孫文の抜け穴」として残されており、セキュリティーも抜かりはありません。

 岸田総理大臣:「バイデン大統領から改革された安保理において、日本が常任理事国になることを支持するとの表明がありました」

 アメリカ、バイデン大統領:「強い日本、強い日米同盟関係はこの地域の善なる力となる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事