【バイデン大統領来日】日米首脳会談が終了 「力による現状変更許されない」共同会見で表明へ
岸田首相と来日中のバイデン大統領による日米首脳会談が終了しました。両首脳はまもなく、共同記者会見に臨みます。
会談は午前11時すぎから始まり、途中、昼食も取りながら午後まで行われました。日本政府関係者は今回の会談について、メインテーマは「中国」だと述べています。
岸田首相「今回の訪日はいかなる状況になっても、米国が、インド太平洋地域への関与を強化し続けることを示すものであり、心から歓迎申し上げたいと思っております」
バイデン大統領「アメリカは日本の防衛に完全にコミットしていく。新たなインド太平洋経済枠組みをきょう午後、発足させる。その目的はインド太平洋地域の他の国々と協力を強化し、確固とした利益をもたらすことだ」
まもなく行われる共同会見では、中国を名指しで非難こそしないものの、インド太平洋地域での「力による一方的な現状変更は許さない」という立場を改めて、表明するとみられます。
岸田首相は、先ほど「法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋を実現したい。日米両国で国際社会をリードしていきたい」と強調しました。
また、23日夕方には、バイデン大統領が主導する中国への対抗を目的とした新たな経済連携、IPEF=「インド太平洋経済枠組み」の設立イベントも予定されています。
イベントには、日米両首脳の他、オンラインで複数国の首脳がIPEFへの参加を表明する見通しです。
(2022年5月23日放送)
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