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知床沖観光船沈没事故から1カ月 船の引き揚げ本格化(2022年5月23日)
北海道・知床半島沖の観光船沈没事故から23日で1カ月です。船の引き揚げ作業が本格化するなか、行方不明者の捜索は今も途絶えることなく続いています。
(依田英将アナウンサー報告)
ちょうど1カ月前の午前10時に観光船「KAZU1」は、ウトロ漁港から乗客乗員26人を乗せて海へと出ていきました。後ろには、船の乗り降りに使うタラップが今も取り残されたままになってます。
現場では、船の引き揚げ作業が本格化しています。
「KAZU1」は海底120メートルに沈んでいて、23日朝から潜水士が船体にベルトをくくりつけています。
その後、水深10から20メートルの海の中をつり下げたまま網走沖まで曳航(えいこう)され、24日にも作業船の上に引き揚げられます。
こうしたなか、斜里町内の献花台では馬場町長と中山国交副大臣が亡くなった14人を追悼し、行方不明の12人の発見を願いました。
北海道斜里町・馬場隆町長:「1カ月とはいえ、決して区切りでもなんでもない。私たち町で、ご家族に寄り添える部分は、しっかりこれからも寄り添っていきたい」
ウトロ漁港からは地元仲間の小型観光船が現場海域出て、従業員らが花を手向け、黙祷(もくとう)を捧げたということです。
海保などは夜通しで捜索を行っていますが、23日これまでに新たな手掛かりは見つかっていません。
※「KAZU1(ワン)」は正しくはローマ数字
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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