“愛犬家”特化 老舗旅館が変身 宿泊“犬”数6000匹に増加 狙うは“イヌ”バウンド(2023年4月21日)

“愛犬家”特化 老舗旅館が変身 宿泊“犬”数6000匹に増加 狙うは“イヌ”バウンド(2023年4月21日)

“愛犬家”特化 老舗旅館が変身 宿泊“犬”数6000匹に増加 狙うは“イヌ”バウンド(2023年4月21日)

 コロナ禍で大打撃を受けた伊豆の温泉旅館が、愛犬家の利用に特化したことで、年間6000匹の宿泊“犬”を呼び込むことに成功しました。インバウンドならぬ“イヌ”バウンドを狙う取り組みを取材しました。

■ワンちゃんと一緒に“露天風呂”

 静岡県伊豆の国市にある「伊豆長岡温泉 八の坊」。一見、普通の旅館に見えますが、ある特徴があります。

 それは、「愛犬と快適に泊まれる」ということ。旅館の玄関前には、作務衣を着た犬たちがくつろぐ犬専用の足湯があります。

 屋上には、いつでも体を動かせるドッグランも完備されています。

 この客室は広々とした空間にリニューアル。大きなソファーの横には小さな階段が置いてあり、犬が登りやすいようになっています。

 豪華な露天風呂の脇には、犬専用の露天風呂も!愛犬と一緒に疲れを癒やすことができます。

■次の狙いは…“イヌ”バウンドも

 「八の坊」は大正2年創業、110周年を迎えた老舗旅館。20年ほど前から犬を連れた宿泊客の受け入れを始めましたが、コロナ禍で客足は激減。そこで…。

 伊豆長岡温泉 八の坊・望月敬太専務:「2021年7月に全部で3部屋リニューアルしまして、ワンちゃんファーストな部屋を作りました。そこが非常に好評で、2部屋さらに高級な部屋を作らせていただいた」

 他の客室もすべて愛犬と一緒に過ごすことができ、宿泊“犬”数はコロナ禍前の年間およそ1500匹から、去年は4倍の6000匹にまで増加。先月の売り上げはここ10年で最高を記録し、ゴールデンウィークもほぼ満室となっています。

 さらに、コロナ禍前は団体客が8割を占めていましたが、今は9割が個人の客にシフトしたといいます。

 こうしたなか、次に狙うのは“海外の客”です。

 望月専務:「イヌバウンド(インバウンド×イヌ)ということで、造語ですが。いわゆる訪日外国人の犬連れのお客様に来ていただく。今後、愛犬とちゃんと(旅行に)行ける情報発信ができて、環境が整えば、もっと(外国人客は)増えてくるのではないか」

(「グッド!モーニング」2023年4月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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