暦の上では秋なのに…暑さ続く日本列島 牧場では搾乳量減少、牛は熱中症に 野菜価格は高騰で家計直撃
立秋も過ぎ、暦の上では秋のはず、なのに…。まだまだ残暑が厳しい日本列島!
虎谷道広カメラマン「いや~あっつい!8月も明日まで、というのにあっつい!」
京都府舞鶴市の海水浴場ではまだ、海水浴を楽しむ人たちの姿が見られました。
「(Q.あさってから9月ですけど…)まだ暑いんで、いけるかな、みたいな」
近畿地方は30日も残暑が厳しく、京都府、兵庫県、和歌山県に熱中症警戒アラートが発表されています。この暑さについて、気象庁の分析検討会は―。
気象庁「今年の暑さは異常だった」
この夏の記録的な暑さは「フェーン現象」に温暖化が重なったとの見方を示し、その上で「異常な暑さだった」と結論づけました。さらに7月には国連のグテーレス事務総長が「地球沸騰の時代」と表現するほど世界的に“異常な暑さ”となった今年。
酪農家も悲鳴をあげています。
丸尾牧場 丸尾建城さん「私たちも次々と対策するんやけど、やっぱ暑さには勝てませんわ」
兵庫県赤穂市にある丸尾牧場では、約120頭の乳牛を飼育していますが、“異常な暑さ”によりこんな影響が―。
丸尾さん「乳量が出ない。乳成分が落ちる。エサを食べられない。暑くて食べられないのが一番の原因」
猛暑の影響で牛の食欲が落ち、例年に比べ搾乳できる牛乳の量も減少傾向にあるといいます。さらに大きな悩みとなっているのが―。
丸尾さん「暑さで熱中症になって死んでいく牛がいます。おととい1頭、その前が1頭。やっぱり子牛が熱中症に非常に弱い」
この夏だけで8頭の子牛が熱中症が原因で死んだということです。エサ代や電気代の高騰も重なり苦しい経営が続いていて、丸尾さんは気温の低下を待ち望んでいます。
“異常な暑さ”の影響は私たちの身近なところにも―。
楠下一輝記者「こちらのス-パーでは、暑さの影響から入荷量が減っているトマトやキュウリの価格が高騰しているということです」
大阪市内のスーパーでは暑さの影響から収穫量が減少し、トマトは平年に比べて約40円ほど高値に。ナスやキュウリの価格も高騰しているといいます。また、キクナやホウレンソウについては市場に出回らないこともあり、店頭に並べられないこともあったといいます。
買い物客「広告の品とか見て買うようにしてます。厳しいですね、家計が」
フレッシュマーケットアオイ・内田寿仁社長「できるだけお安く販売したいが、なかなか仕入れ値が上がる以上はそうはいかない状態」
例年になく“異常な暑さ”となった今年の夏。本格的な秋の気配はいつ訪れるのでしょうか。
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