「アスリートも犠牲に」鳥人ブブカ氏がIOC総会でロシア批判(2022年5月21日)

「アスリートも犠牲に」鳥人ブブカ氏がIOC総会でロシア批判(2022年5月21日)

「アスリートも犠牲に」鳥人ブブカ氏がIOC総会でロシア批判(2022年5月21日)

 ロシア国防省は南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所が「完全に解放された」と発表しました。こうしたなか、「鳥人」として知られる棒高跳びのレジェンドが多くのスポーツ選手が犠牲になっているとロシアを批判しました。

 20日、スイスのローザンヌで開かれた国際オリンピック委員会=IOC総会。

 ここに出席したのはウクライナ・オリンピック委員会会長のセルゲイ・ブブカ氏です。

 ウクライナ・オリンピック委員会、セルゲイ・ブブカ会長:「ウクライナはIOCのサポートにとても感謝しています」

 ブブカ氏はロシアによるウクライナ侵攻で多くのスポーツ選手も犠牲になっていることを明らかにしました。

 ウクライナ・オリンピック委員会、セルゲイ・ブブカ会長:「この戦争が私たちの国を破壊し、心までも破壊した。ウクライナ人の命が失われています。51人のアスリートも犠牲になりました」

 ロシア軍の攻撃はいまだやむことはありません。

 クライナ東部ハルキウでは文化施設が狙われ、ゼレンスキー大統領によりますと、11歳の子どもを含む7人が負傷したいいます。

 ロシア国防省・コナシェンコフ報道官:「4月21日からウクライナのナチス団体であるアゾフ大隊に占拠されていた。『アゾフスタリ製鉄所』はすでに解放されました」

 ロシアの国防省は、アゾフスタリ製鉄所に立てこもっていた最後のアゾフ大隊の兵士ら531人が投降し、製鉄所は「完全に解放された」と発表しました。

 投降した兵士を検査するロシア兵:「第34部隊、手を上げろ。士官はいるか?」

 これはロシアが公開したウクライナ兵の映像です。投降したウクライナ兵は武器を所持していないか所持品検査のため並ばされています。

 投降した兵士を検査するロシア兵:「まだタトゥーがどこかにありますか?」

 ウクライナ兵はアゾフ大隊が入れているというタトゥーの模様が入っていないかも検査されています。

 ロシア国防省はこれまでに製鉄所で投降した兵士は2439人に上るとしています。

 また、ロシアは新たな軍事基地を建設すると明らかにしました。

 ロシア、ショイグ国防相:「最も近い隣国であるフィンランドとスウェーデェンからNATOへの加盟申請が提出されました。したがって、ロシア西部では緊張感が高まり続けています。我々は適切な対策をとります」

 ショイグ国省は年末までにロシア西部に12の軍部隊と師団を建設するとしました。

 NATO拡大を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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