南東部の製鉄所からウクライナ兵撤退始まる 260人超が親ロシア派地域に移送|TBS NEWS DIG

南東部の製鉄所からウクライナ兵撤退始まる 260人超が親ロシア派地域に移送|TBS NEWS DIG

南東部の製鉄所からウクライナ兵撤退始まる 260人超が親ロシア派地域に移送|TBS NEWS DIG

暗い中、到着する車。車体にはロシアの侵攻を支持する「Z」の文字が。

乗っているのはロシア軍が包囲する南東部マリウポリから運ばれてきたウクライナの負傷兵です。車内には数人が横たわり担架に乗せられている人も。

ウクライナ国防次官
「アゾフスタリ製鉄所で閉じ込められていたマリウポリの防衛隊の救出作戦を開始しました」

ウクライナの国防次官は16日、抵抗の拠点となっていた製鉄所から重傷者53人を医療機関に搬送させたと発表。また、避難ルートを通じ211人が移送されたとしています。

国防次官は、「軍の再編や支援確保などのための非常に重要な時間を確保できた」とし「任務が完了した」と説明しましたが、退避先はいずれも親ロシア派が支配する地域だということです。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ウクライナの英雄が、生きて帰ってきてほしい」

「最も重要なのは兵士の命だ」とウクライナ側は強調しますが、今後、兵士たちはどう扱われるのでしょうか。

南東部マリウポリで抵抗の拠点とされた製鉄所から、260人を超えるウクライナの負傷兵らが退避しました。

ただ、移送先は親ロシア派の支配地域で、国防次官は兵士の帰還に向けた手続きを行うとしているほか、残された製鉄所内の兵士らの救出作戦を続けているとしています。

また、マリウポリ市長顧問は街から出ることは現状、困難だとSNSで明らかにしています。

この前日、製鉄所に無数の光が降り注ぐ映像が投稿され、非人道的兵器とされる「白リン弾」、または「焼夷弾」をロシア軍が使用した可能性が指摘されていましたが。

アメリカ国防総省 カービー報道官
「(Q.国防総省として確認できることは?)確認できません」

一方、アメリカ国防総省高官によると、ウクライナ軍が北東部ハルキウ周辺での戦闘で、ロシア軍を両国の国境から3~4キロの地点まで押し戻したということで、激しい攻防が続いています。

そして、こちらはロシア軍の占領ののち解放された首都キーウ近郊、ホストメリ。いたるところで侵攻の爪痕が残っています。

記者
「ご覧ください、ほとんどの窓が割れちゃっています。こちらは遊技場ですけど、ここで爆発がありまして、爆発のせいで女性が2人亡くなったそうです」

このマンションに住むアンナさんは侵攻後も街に残り続けましたが、それには理由がありました。

マンションの住人 アンナさん
「彼は震えていました。表情を見ればわかりますが、確かに怖がっていました」

アンナさんが介助を担当するアントンさんは寝たきりです。12年前、クモ膜下出血を起こして動けません。周辺で戦闘があった際も、シェルターに逃れることすらできませんでした。今はボランティアが必要な薬などを運んでくれているといいます。

一方、隣の家の地下室に隠れ脱出したニコライさんは。

ホストメリ市民 ニコライさん
「私の知り合いは8人死にました。そちらは6人だっけ」

自宅に戻ったところ、2階の異変に気づいたといいます。

ロシア兵による略奪行為。240キロもある金庫をひっぱり出し、爆発物を使って開けたのです。行政側が被害状況の確認を行っていますが、本格的な復旧には時間がかかりそうです。

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