「多くのものをご家族に返したい」 ・・・何人もの捜査員がきょうも 美咲さんとDNA型一致(2022年5月15日)

「多くのものをご家族に返したい」 ・・・何人もの捜査員がきょうも 美咲さんとDNA型一致(2022年5月15日)

「多くのものをご家族に返したい」 ・・・何人もの捜査員がきょうも 美咲さんとDNA型一致(2022年5月15日)

 山梨県道志村の山中で見つかった肩甲骨のDNA型が小倉美咲さんと一致し、美咲さんはすでに亡くなっているとの判断が示されました。こうしたなか、警察は「なるべく多くのものをご家族にお返ししたい」と、15日も捜索を続けています。

 14日、道志村の山中で見つかった人の肩甲骨と小倉美咲さんのDNA型が一致したことが分かり、警察は「美咲さんが亡くなっている」と判断したと明らかにしました。

 規制線の前では、両手を合わせて涙を流す女性の姿が・・・。ボランティアとして、美咲さんの母・とも子さんらと捜索を何度も手伝ったそうです。

 美咲さんの捜索を手伝ったボランティア・佐藤奈津子さん:「やっぱり色んなことが走馬灯のようによみがえってきてしまって・・・。(美咲さんの)お母さんとも、うちの娘が美咲ちゃんと2つ違うんですけど、おそろいのかばんをお母さんがうちに届けてくれて『一緒にこれを付けてどこか行きたいね』って約束をしていたので・・・」

 15日の捜索をヘリで上空から見ると、捜査員が10名ほどいて熊手やスコップなどを使って捜索しています。

 捜索員が集まっていたのは、DNA型が一致した美咲さんの肩甲骨が見つかった山の中腹部分。何人もの捜査員が集まり、スコップで穴を掘っている姿や熊手で小石や落ち葉をどけている姿も・・・。

 さらには、熊手を置いて岩の下を探したり丁寧に手で土を掘っている捜査員も確認できます。

 連日の捜索にもかかわらず、まだまだ発見されていない部分や遺留品がありますが、警察幹部は・・・。

 警察幹部:「場所が斜度のきつい部分、大きな石、危険な箇所があるため、二次災害が起きないように慎重に行っている。すべてが見つかっているわけではないため、見つけて回収したい」

 DNA鑑定の結果は、美咲さんの両親の元を訪れて直接伝えたといいます。

 今後も事件・事故両面から、あらゆる事を想定して捜索を続けるそうですが、こんなことも・・・。

 警察幹部:「美咲さんが亡くなっているということで、ご冥福をお祈りしたいと思います。『なるべく多くのものを、ご遺体の一部を捜索してご家族にお返ししたい』という気持ちです。今後も県警一丸となってやっていきたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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