「納得できない」父が訴え ベトナム・リゾートプールで10歳男児死亡(2022年5月13日)
リゾートのプールで10歳の男の子が溺れて死亡した事故で、遺族が背中にできた格子状の大きなあざと事故の因果関係について経緯の解明を求めています。
リコーダーを奏でているのはベトナム在住の塙幸士君、10歳です。この何気ない日常が突然、奪われました。
幸士君の父親・塙義一さん:「非常につらくて、悲しくて」
先月5日、幸士君は友人家族らと訪れていたベトナム南東部のリゾートホテルのプールで溺れ、死亡しました。
目撃者などの証言から、幸士君はプール内の排水溝に強く吸い込まれて溺れたとみられているのです。
幸士君の父親・塙義一さん:「なかなか大人1人の力では救出できないぐらい、異常な吸い込みにあっていた」
父親の義一さんは当時、仕事で行けず、幸士君らを見送ったのが最後でした。
幸士君の父親・塙義一さん:「遺体になった息子を抱きしめるじゃないですか。抱きしめた時に子どもの温もりを感じられなかったというのが非常につらくて」
遺族によりますと、幸士君の背中には格子状の大きなあざが残っていたということです。
幸士君の父親・塙義一さん:「あざを見た時に、単に溺死(できし)ではないんじゃないかと」
ところが、現地当局は排水口とあざの因果関係を否定しています。
幸士君の父親・塙義一さん:「背中のあざがなぜ、どのタイミングでどういう状況で発生するのか、きちっと何かの形で証明して回答頂けない限りは納得できないです」
遺族らの要望を受け、ホーチミンの日本総領事館は適切な調査を行うよう当局に求めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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