与野党から批判の声も・・・権力の象徴「青瓦台」を一般公開 韓国(2022年5月12日)

与野党から批判の声も・・・権力の象徴「青瓦台」を一般公開 韓国(2022年5月12日)

与野党から批判の声も・・・権力の象徴「青瓦台」を一般公開 韓国(2022年5月12日)

 韓国では、10日に尹錫悦(ユン・ソンニョル)新大統領が就任しました。これに合わせてこれまで自由に立ち入ることが難しかった「青瓦台」と呼ばれる韓国大統領府が一般公開されました。

 青瓦台は歴代大統領が国を動かした場所。韓国現代史の舞台となった権力の象徴でもあります。敷地内には大統領執務室などがある本館のほか、大統領の自宅である官邸や迎賓館、秘書室などがあります。

 10日の一般公開初日には、およそ2万6000人の定員に対し、3倍以上の応募があったということです。

 一般公開は、同じ日に就任した尹錫悦新大統領が、大統領執務室を龍山(ヨンサン)にある「国防部庁舎」に移転させたことで可能となりました。移転と一般公開を決めた尹大統領の狙いは何なのでしょうか。

 尹大統領としては、権力の象徴でもあった青瓦台を国民に開放することで、国の主が国民であることを示す狙いがあるとみられます。

 一方、一般公開を巡っては、歓迎する市民の声と共に、執務室の移転には多額の費用が必要なため、野党だけでなく与党内からも批判の声が上がっています。

 今回の公開では建物の中に入ることはできませんでしたが、今後は内部の公開も進む予定です。
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