現場取材でみえた「捜索の難しさ」 範囲拡大も依然12人不明(2022年5月6日)

現場取材でみえた「捜索の難しさ」 範囲拡大も依然12人不明(2022年5月6日)

現場取材でみえた「捜索の難しさ」 範囲拡大も依然12人不明(2022年5月6日)

 北海道の知床で観光船が沈没した事故について、捜索範囲が拡大されましたが、国後島周辺の海域特有の難しさがあるようです。北海道斜里町から報告です。

 (桝田沙也香アナウンサー報告)
 6日は国後島に近い北海道羅臼町を取材しました。

 羅臼漁港から国後島まで約26キロということですが、実際に行ってみると地図で見るよりもその距離感は近いなと感じました。

 その海域で観光船を運航している人に話を聞いたところ、国後島に近付きすぎてしまうと拿捕(だほ)される可能性があるということで、常に現在地というのは把握して運航を気を付けていると言っていました。

 また、捜索活動にあたった漁師の人にも話を聞きましたが、羅臼町沖は大変、潮の流れが複雑だそうです。

 国後島側に流れていってしまう可能性も十分、考えられると言っていました。

 そんななか、捜索範囲を広げられるのは一つ期待が持てるとも言っていました。

 ただ残念なことに、6日は今のところ新しい発見などの情報は入ってきていません。

 海上保安庁によりますと、この海域で船の数を増やす可能性も考えているということです。一刻も早い不明者の発見が待たれます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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