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“線状降水帯”予測の最前線 新たな気象レーダー開発も|TBS NEWS DIG
シリーズ「SDGs地球を笑顔にするウィーク」です。線状降水帯の正確な予測に将来つなげようと、新しい気象レーダーの開発や運用が進んでいます。全国各地で気象を分析する若き研究者。その熱意が形になっています。
冬場に落雷が多発する金沢。
大阪大学大学院工学研究科 和田有希助教
「(冬の雷は)世界を見渡してみても北陸地方でしか発生しない。(金沢は雷の)聖地ですね」
大阪大学大学院の和田有希助教。金沢で自家製の検出器を用いて、雷から出るとされる放射線を分析し、将来の落雷の予測につなげるための研究をしています。和田助教の探求心は、これからの時期心配される気象災害にも向けられています。
全国で相次ぐ豪雨による災害。その要因のひとつが線状降水帯です。「線状降水帯発生情報」の発表が始まった去年も、梅雨から夏本番の時期にかけて長時間の大雨が各地で目立ちました。和田助教は豪雨災害を防ぐ研究も進めていて、キャンパス内の研究棟の屋上にはそのための装置が設けられています。
記者
「ドーム状のスペースの中に入ってきますと、このように迫りくる感じで見えてきます。フェーズドアレイ気象レーダーのアンテナです」
こちらがフェーズドアレイ気象レーダーです。気象レーダーは電波を発し、雨粒をとらえ、降水の強さなどを表しますが、大きな特徴はアンテナの数です。
大阪大学大学院工学研究科 和田有希助教
「電波をバッと発射して同時に受信する。128本同時に受信する」
従来の気象レーダーは、1本の電波を発射しながら1周します。その後高さを変えて回転するため、全体で電波を発射し受信するには5分間かかります。一方でフェーズドアレイ気象レーダーは、一度に128本の電波を出すため1回転する30秒間で全ての高さの範囲をカバーできます。
和田助教が所属する牛尾知雄教授の研究チームが、情報通信研究機構と東芝と共同で開発し運用しています。
大阪大学大学院工学研究科 牛尾知雄教授
「雨の落下の様子が高分解能で分かる。いわばブラウン管のテレビが4Kの画像として見せられる」
フェーズドアレイ気象レーダーがとらえた線状降水帯です。連なった積乱雲から雨粒が地上に落下している様子が立体的にわかります。
「西の強い降水領域が東に動いている。まだしばらく降水が継続する」
さらに、新しい降水領域が発生しているのもわかります。
大阪大学大学院工学研究科 和田有希助教
「予知予測をしていくことは今を正確に知る。全国に数台しかない。(全国に)配備されることになれば、もっと日本全国の防災に役に立っていくのではないか」
今年度中には、雨と雪の判別を可能にするなど新しいレーダーが大阪大学に設置される予定です。線状降水帯の正確な予測へ。研究者たちの夢は実現に近づきつつあります。
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