マリウポリ製鉄所100人脱出・・・避難直後に「攻撃」(2022年5月3日)

マリウポリ製鉄所100人脱出・・・避難直後に「攻撃」(2022年5月3日)

マリウポリ製鉄所100人脱出・・・避難直後に「攻撃」(2022年5月3日)

 兵士の助けを借りて、住民たちが、がれきの中から出てきます。

■製鉄所から100人脱出「信じられない気持ち」

 ウクライナの最激戦地、南部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所から避難が始まりました。地上に出るのは、およそ2カ月ぶりです。

 この日、避難したのは、子どもを含む、およそ100人。

 「バスを2カ月間、待っていました」「(Q.男の子の名前は?)スビャトスラフです」「(Q.食料は、ほとんどなかったと聞きましたが?)なくなりかけていました」

 避難した製鉄所の女性従業員は、次のように話します。

 避難した製鉄所の女性従業員:「信じられない気持ちです。2カ月も暗闇にいたから、バスに乗った時、夫に『トイレに行く時、懐中電灯はいらないんだよね』と確認しました」

 国連の協力のもと、初めて実現したアゾフスタリ製鉄所からの避難。第1陣の避難者はこの後、南部ザポリージャ州に到着したということです。

■避難直後に攻撃・・・第2陣避難に“遅れ”か

 製鉄所の地下には、いまだ多くの市民が残されていて順次、避難を始める予定ですが、ロシア側に気になる動きがあります。

 ウクライナ国家親衛隊、デニス・シュレガ司令官:「ここ2日間、製鉄所から民間人を避難させている間は停戦が宣言され、落ち着いていたが、このグループの最後の民間人が製鉄所を出た直後に、様々な武器を使った攻撃が始まったのです」

 ウクライナ側によりますと、第1陣の避難直後にロシア軍による製鉄所への攻撃が再び始まったということです。

 攻撃は2日朝も続き、第2陣の避難は遅れているもようです。

■がれきの下に200人 “撤去”機材なく・・・

 一方、アゾフスタリ製鉄所内に立てこもるウクライナの兵士がロイター通信に対し、製鉄所内のがれきの下に200人もの民間人が閉じ込められていると答えました。

 女性や子どもなど声は聞こえるものの、がれきを撤去するための機材がないとしています。

(「グッド!モーニング」2022年5月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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