広島でもオミクロン確認“市中感染”か 「受験制限」をめぐり政府が方針一転(2021年12月27日)

広島でもオミクロン確認“市中感染”か 「受験制限」をめぐり政府が方針一転(2021年12月27日)

広島でもオミクロン確認“市中感染”か 「受験制限」をめぐり政府が方針一転(2021年12月27日)

 オミクロン株の感染者が増えるなか、政府が方針を一転しました。岸田総理大臣は受験者について「オミクロン株」の濃厚接触者となっても入試を受ける機会を確保するよう指示しました。

 “市中感染”。

 27日、新たに広島県でも。

 広島県の会見:「海外からの帰国者ではないということで、市中感染と考えています」

 広島市在住の20代感染者は23日にコロナ陽性が確認され、26日午前にオミクロン株の感染が分かりました。症状は軽症ですが、38.5度の発熱のほか、せき・喉の違和感があったといいます。

 そして感染経路について気になる情報が。

 広島県の会見長:「オミクロン株陽性者が確認されている地域との往来がある。県外の往来は関西方面」

 これまでに確認された市中感染とみられる感染者は全国で22人。関西では大阪で10人、京都で7人となっています。

 大阪府・吉村知事:「これがどのくらい急カーブになって増えてくるかはまだ分かりませんが、感染拡大傾向にこれから入る可能性が非常に高いと思っています」

 また、27日は静岡県や滋賀県で初めてオミクロン株の感染を確認するなど、各地で広がりをみせています。

 そんななか、岸田総理は「受験生」を巡る対応について、方針を転換しました。

 岸田総理大臣:「(オミクロン株患者の)濃厚接触者になった受験生の扱い。これは受験生の皆さんの間に不安が広がっていると」

 現在、オミクロン株の濃厚接触者は、施設での2週間の待機が求められています。

 これを受け、文部科学省はこれまで各大学に対し、受験生が濃厚接触者となった場合、会場の別室での受験も認めないなどとする通知を出していました。

 ところが、批判の声が高まり一転、岸田総理は26日、別室での受験を含め受験機会を確保するよう文部科学省に指示を出したのです。

 各所で迫られるオミクロン株への対応。夜間・休日に救急往診を行う現場でも。

 ファストドクター・菊池亮医師:「救急相談の問い合わせも増えてきているような実感がございます」

 時間外救急など民間の医療事業を展開する「ファストドクター」では、ここ1週間で救急相談が2割から3割増えました。

 去年と同様に相談が相次ぐことも想定して、年末年始の連休中は、24時間体制で備えるといいます。

 ファストドクター・菊池亮医師:「医師の配置は大体、一日80人から100人態勢で準備を進めている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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