【山梨・道志村】“ぬいぐるみ”手に…行方不明女児の母が現地へ
山梨・道志村の山中で子どもの頭の骨の一部が見つかったことを受け、付近で行方不明となった小倉美咲さんの母親・とも子さんが現地を訪れました。美咲さんのぬいぐるみを手にしたとも子さんは、改めて「見つかった人骨は、美咲のものではない」と語りました。
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『娘は、本当にこの険しい山道を歩いたのか』
28日午後、山梨・道志村の山道を確かめるように歩く母・とも子さんの姿がありました。
美咲さんの母 小倉とも子さん
「私も石につまずいたりしながら、ここまで歩いてきたんですけど。娘が怖い思いをしながら、歩いてくるのだろうかと。やはりこのキャンプ場という場所に来ると、あの日のことを思い出しますし。“美咲の笑顔”を思い出すので、とても苦しくなりました」
当時、小学校1年生だった小倉美咲さん(当時7)の行方がわからなくなって2年7か月が経過しました。28日午後、とも子さんが骨が見つかった現場付近を訪れました。
小倉とも子さん
「今回見つかった人骨は、美咲のものではないと思っています。ただ、そこに人骨があったのは確かなので、いろんな思いがこみ上げてきて、この場に立ったときに涙があふれてしまいました」
23日、ボランティアとして捜索に訪れた男性が、美咲さんがいなくなったオートキャンプ場から約600m離れた山の中で、人の骨を発見しました。捜査関係者によると、子どもの頭の骨で、死後数年が経過しているとみられることがわかりましたが、美咲さんとの関連はわかっていません。
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『その骨は娘のものではない』
確信を得るため、発見現場を訪れることを決めたというとも子さん。山道を歩く時に持っていたのが、「小さな動物のぬいぐるみ」です。28日午前8時すぎ、自宅から山梨へと向かう時も、ぬいぐるみを大事そうに持っていました。
小倉とも子さん
「美咲がとても大事にしていて、どこにいくにも一緒に行っていたぬいぐるみです。やはり美咲を捜しに行くときは、美咲と“つながっている”という思いで連れていっています」
行方不明から約1年が経過した2020年9月、現地で捜索への協力を呼びかけた時も、そのぬいぐるみを持っていました。
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28日、「娘とのつながり」だというぬいぐるみを手に山の中を歩いたとも子さん。骨が発見された現場に立ち入ることは許されませんでしたが、「娘の手がかりを得たい」とキャンプ客に情報提供を呼びかけていました。
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一方、骨が発見された現場付近では、捜索隊を約40人態勢に増やし、険しい斜面など捜索範囲が広げられました。警察は見つかった骨のDNA鑑定を行い、身元の特定を進めています。
【情報提供先】
山梨県警 大月警察署 0554-22-0110
(2022年4月28日放送「news every.」より)
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