知床観光船事故6日目 運航会社社長による不明者家族への説明会続く 捜索は難航|TBS NEWS DIG
北海道の知床沖で観光船が行方不明になってから28日で6日目です。27日に引き続き、運航会社の社長による家族への説明会が開かれています。現地から報告です。
北海道斜里町にある産業会館前です。こちらでは、観光船「KAZU I(カズワン)」の運航会社の桂田精一社長による乗客の家族への説明会が開かれています。
桂田社長は乗客の家族がバスで会場に入るタイミングで、28日はカメラを避けるように職員専用出入口からひっそりと会場に入っていきました。桂田社長は27日午後も家族への説明会を開きましたが、出航の判断や安全管理について厳しく問いただす声が多くあがり、説明会は2時間以上に及びました。
その後の記者会見の場も含めて桂田社長は謝罪を繰り返しましたが、家族からの理解は得られず、28日午前10時から再び説明会を開くことになりました。
一方、行方不明者と船の捜索は難航しています。28日の現場海域は波が高く、漁船などの小型船は捜索に出られていません。
地元の漁師
「防波堤から見れば分かるが、結構白波が立って危ないと思う。この間の事故と同じくらい波が出ている」
海上保安庁などが空と海から捜索を続けていますが、手がかりは得られていません。乗員乗客26人のうち15人の行方が未だ分からず、家族は不安を募らせています。
こちらの会場では、28日は35人ほどの乗客の家族が説明会を受けているということです。夕方にも家族への説明会が開かれる予定ですが、そこに桂田社長本人が出席するかどうかは不透明な状況です。家族からは社長の判断や行動が引き続き問われることになりそうです。
斉藤鉄夫 国土交通大臣
「二度とこのような悲惨な事故を起こさないよう、小型船舶での旅客輸送における安全対策を総合的に検討することとした」
斉藤国交大臣は28日朝の会見で、小型船舶の安全を確保するため有識者による委員会を設置し、▼無線や救命設備の強化、▼法的規制のあり方などを検討することを明らかにしました。
ゴールデンウィーク明けに1回目を開催し、今年の夏に中間のとりまとめをしたいとしています。
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