柏崎刈羽原発のテロ対策不備は「固有の問題」 原子力規制委員会(2022年4月27日)

柏崎刈羽原発のテロ対策不備は「固有の問題」 原子力規制委員会(2022年4月27日)

柏崎刈羽原発のテロ対策不備は「固有の問題」 原子力規制委員会(2022年4月27日)

 新潟県の柏崎刈羽原発でテロ対策の不備が相次いだ問題で、原子力規制委員会は「不備は柏崎刈羽原発固有の問題」などとする中間報告を了承しました。

 この問題は柏崎刈羽原発で侵入者を検知する設備の故障が見つかったのに東電が事実上、放置していたものです。

 中間報告ではテロ対策の責任者が他の業務を兼務したり、装置が壊れても代替設備で済ませたりするなど不備があったものの、東京電力全体ではなく「柏崎刈羽原発固有の問題」と断定しました。

 また、コストダウンの一環として設備をリースから自主設備に切り替えた際、リース会社から設備の復旧が遅れるなどの警告がありましたが、取り上げられませんでした。

 ただ、中間報告ではなぜテロ対策が軽視されたのか、根本的な分析はされませんでした。

 検査は今後も継続され、柏崎刈羽原発の運転禁止命令が解除されるめどは立っていません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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