有料道路で“横向き停車” 進路妨害「すごいあおり運転」・・・“偽造ナンバー”不正車か(2022年4月25日)
有料道路上で、2車線にまたがって進路を塞ぐ、“妨害運転”の瞬間の様子です。危険な行為の黄色い車は、偽造ナンバーを付けていた疑いがあるということです。
■「すごいあおり運転」で“強制停車”
今月16日、千葉市内の有料道路です。
黄色い車が、後方から猛スピードで迫ってきます。あっという間に追い付かれると、ここから執拗(しつよう)に幅寄せされる”あおり運転”が始まりました。
幅寄せされた男性は、恐怖から警察に通報します。
男性:「事件です。東金有料道路で、あおり運転に遭ってます」
警察:「車のナンバーを教えて下さい」
黄色い車は、スピードを緩めたり、蛇行運転したりして進路を妨げます。
男性:「もう半分停車させられてます。すごいあおり運転です」
警察:「どこか寄って下さい。車を先に行かせちゃうのが、一番良いので」
男性:「前に行って、止められます」
警察:「止められるんですか?」
男性:「停車させられちゃった」
警察「先に行かせて下さい」
男性:「いやいや、私の前に割り込んできてる。今、すごい状態ですよ」
警察:「どこかで降りられないですか?」
黄色い車は2車線にまたがり、完全に停車。そして、運転していた男性が窓を開け、何かを叫びます。
男性:「聞こえますか?」
警察:「もしもし」
警察に必死に状況を訴えますが、電波状況が悪くうまく伝わりません。
黄色い車の男性は、手振りで別の車を行かすも、また妨害。続けて、ゆっくりと蛇行運転・停車を繰り返し、車の進路を阻みます。
被害を受けた男性は、当時を振り返ります。
男性:「危険を感じてたので、ドアはロックして、窓を閉めている状態だったので。何を言っているかというのは、ハッキリ聞こえなかった。ここまでひどいのは見たこともないし、やられたこともない。完全停車してしまった時は、恐怖でしかなかった」
停車したまま、警察への通報に全く動じる様子がない黄色い車の男性。黄色い車はその後、急発進し、猛スピードで走り去っていきました。
■“偽造ナンバー”か「非常に重い犯罪」
後日、驚きの事実が判明しました。
男性:「(車のナンバーを)照会してもらったところ、該当車種の該当ナンバーは、運輸支局になし。偽造ナンバーないし、不正な車」
道路交通法に詳しい高山俊吉弁護士は、次のように話します。
高山俊吉弁護士:「道路交通法の妨害運転罪にあたる。5年以下の懲役、または100万円以下の罰金。重いペナルティーが科せられる、この犯罪に該当する」「(Q.偽造ナンバーの可能性があることについては?)(ナンバーを)偽造していたということになると、それを含めて、責任が追及されることになり、警察はそこを軽視しないと思う。偽造したり、変造したりすることは、非常に重い犯罪になる」
高山弁護士によると、両方の罪に問われた場合、7年6カ月以下の懲役、または200万円以下の罰金の可能性があるといいます。
警察は、この映像は「非常に悪質」だとしたうえで、ナンバープレートが偽造かどうかなど、調べを進めています。
(「グッド!モーニング」2022年4月25日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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