【“製鉄所”地下映像か】「マリウポリ市民を代表し世界に…助けてください」
アメリカのブリンケン国務長官らがウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談したとウクライナの大統領府顧問が明らかにしました。バイデン政権の閣僚の訪問は侵攻後初めてです。
ロイター通信によりますと、ウクライナ大統領府の顧問はSNSで、アメリカのブリンケン国務長官とオースティン国防長官がキーウに到着し、ゼレンスキー大統領と会談したと明らかにしました。
アメリカ側からはまだ発表はありませんが、バイデン政権の閣僚のウクライナ訪問は侵攻後初めてで、武器供与などについて話し合われた可能性があります。
一方、ウクライナ南東部マリウポリの治安組織「アゾフ連隊」が日本時間25日未明に映像を公開しました。ロシア軍が包囲しているアゾフスタリ製鉄所の地下の様子だとしています。
避難民とされる女性「マリウポリ市民を代表し世界に言いたい。私たちは生き延びたい。自分の町、国に住みたいだけ。助けてください」
映像では“おむつが不足している”として、半透明の袋を着けた幼い子供や大量の洗濯物が室内に干されている様子が確認できます。
ウクライナの兵士は映像の中で撮影日について「24日」と述べています。
この製鉄所について、ウクライナ大統領府の顧問は24日、「特別な交渉を行う」として、ロシア側に現地での交渉を提案したことを明らかにしました。人道回廊の設置や「ロシア側のすべての戦争捕虜とウクライナの軍人の解放または交換」などを呼びかけています。
(2022年4月25日放送)
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