「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」に・・・“防衛3文書”改定へ 自民党提言案とりまとめ(2022年4月22日)

「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」に・・・“防衛3文書”改定へ 自民党提言案とりまとめ(2022年4月22日)

「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」に・・・“防衛3文書”改定へ 自民党提言案とりまとめ(2022年4月22日)

 自民党は21日、“防衛3文書”改定に向けた、提言案を取りまとめました。いわゆる「敵基地攻撃能力」は、「反撃能力」という名称に変更します。

■“防衛3文書”改定へ・・・自民党提言案

 次々と会場に現れた、防衛大臣経験者。21日、自民党・安全保障調査会の全体会合が開かれた。

 自民党 安全保障調査会・小野寺五典会長:「19回の勉強会。そして様々、防衛大臣経験者を中心に、この文案をまとめ、きょう承認を頂いたので。皆様に、ご報告をさせて頂く」

 この会合では、政府の「国家安全保障戦略」など、いわゆる“防衛3文書”の改定に向けた、提言案を取りまとめた。

■「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」に

 提言案では、「我が国を取り巻く安全保障環境は、加速度的に厳しさを増している」とし、中国、ロシア、北朝鮮などを脅威として挙げた。

 特に、中国は「重大な脅威」と指摘。極超音速滑空兵器など、新型のミサイルが開発されているとして、「迎撃のみでは、我が国を防衛しきれない恐れがある」と主張した。

 敵のミサイル発射拠点などを攻撃するいわゆる「敵基地攻撃能力」については、「反撃能力」という名称に変更したうえで、能力の保有を求めている。

 自民党 安全保障調査会 小野寺五典会長:「多くの国民の皆さんが、日本が先制的に攻撃をするような、そういうことは望んでいない。この“反撃”という言葉
。そして、そのための必要な“能力”ということが、一番ストレートに、表現できるものかなと思っている」

■野党からは「非常に悪乗りした議論」

 また、防衛費については、NATO(北大西洋条約機構)諸国が、GDP比2%以上を目標にしていることを念頭に、「5年以内に、必要な予算水準の達成を目指す」としている。

 これらの提言案に対し、野党からは、次のような話があった。

 立憲民主党・小川淳也政調会長:「この機に乗じた、便乗的な議論。挑発的な議論。非常に悪乗りした議論。健全なものとは受け止めていない」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年4月22日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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