【独自】ウクライナ侵攻受け 支援物資、現地へ送るメド立たず|TBS NEWS DIG
ロシアによる侵攻を受け、ウクライナ大使館などに日本全国から義援金や支援物資が寄せられました。しかし集まった物資を現地に送るメドが立っていません。その訳は・・・
記者
「こちら、港区の保育園の跡地です。全国から集まった支援物資がたくさん積まれています」
次々と運び込まれる大きな箱。
在日ウクライナ大使館や支援団体あてに全国から届いた支援物資です。
NPO法人みらい事業団 服部 暁さん
「衛生品なんですけど、たとえば石けんだったり傷口の消毒だったり」
支援団体によると、集まった物資はおよそ2トン。医薬品や衛生用品、おもちゃ、食料品など多岐にわたります。
中にはメッセージが書かれたものも・・・
NPO法人みらい事業団 松田州加さん
「実際皆さん本当に熱い思いとかもあって、(支援物資が)ちゃんと届いてるんだなと、今回肌で感じています 」
一方で今、支援団体は頭を悩ませているといいます。
NPO法人みらい事業団 服部 暁さん
「ここに届いたものを、なかなかウクライナの国内に届けることができない 」
新型コロナで航空便が減っているうえに、ロシアによる侵攻で現地へ荷物を送るのが困難な状況に。チャーター便を飛ばすには、さらなる資金が必要で、結果として、物資は山積みのままとなっているのです。
ジャパン・ウクライナパートナーズ 末導ホルツ欧里香代表理事
「こちらにあるものは全て、整理済みタグ付け済み、輸送の準備が整ってます。今のところ (現地に送る)メドが立ってないですね。(日本)政府の方々には私の知る限り、(ウクライナ)大使館から依頼が既に行っているのですが、今のところ厳密に言うと助けが来ていないんですね」
ウクライナ大使館の関係者によりますと、4月、林外務大臣がポーランドを訪問した際、政府専用機に物資を積んで運ぶ計画もありましたが、調整が間に合わなかったということです。
ジャパン・ウクライナパートナーズ 末導ホルツ欧里香代表理事
「家を失った人は多いし、そういった方々が今サポートを必要としているので、1か月2か月後とか1年後とかではなく『今』なので、ちょっとスピード感をもって動いていく必要があると思います」
一部の物資はこの週末、ポーランドへ送る計画もあるということですが、大使館や支援団体は、物資をウクライナに届ける手立てを探り続けています。
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