【事故】国の重要文化財を”破壊” 京都・東福寺
17日午前、京都市の寺にある国内最古のトイレに、車が衝突する事故がありました。
午前9時半ごろ、京都市東山区の東福寺で、男性が運転する乗用車が境内にある国の重要文化財の「東司」に衝突しました。「東司」は、室町時代前期に建てられた禅寺のトイレで、現存するものの中では、国内最古だということです。
けが人はいませんでしたが、「東司」の縦、横およそ2メートルの扉と、壁の一部が壊れました。男性は、ギアをバックに入れたまま「間違ってアクセルを踏んだ」と話しているということです。
東福寺・宝物殿管理室 永井慶洲室長「びっくりした。（東福寺の東司は）重要文化財としては一番古くて大きい。文化庁とも協議して、もとの形にできるだけ戻したい」
東福寺は、応急処置として「東司」の出入り口に仮設の壁を作った上で今後、本格的な調査をして修理を行うということです。
（2022年10月17日放送「news every.」より）
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