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“上海封鎖”野宿者急増 宅配ライダー自宅締め出し、“すし詰めベッド”悲惨な隔離も(2022年4月20日)
厳しいロックダウンが続く上海で異変です。橋の下にずらりと並んだ寝袋。物資の輸送を担う宅配ライダー約50人が自宅に戻れず、野宿生活を強いられています。
ロックダウン中の上海。「陽性者の隔離施設」に16日、歌声が響きました。
お祝いされたのは1歳になった女の子。新型コロナウイルスに感染した祖父母と一緒に隔離されたといいます。「防護服」の人に囲まれ、奇妙だけど暖かい光景。
撮影した日本人の男性によりますと、この施設はシャワーなども完備しています。「夜中に急患が搬送されるなどし、なかなか眠れなかった」といいますが、「日本人への対応も良かった」といいます。
一方、上海には「目を覆いたくなる施設」も・・・。
「感染者を原則、全員隔離する」方針の中国。SNSには「改善すべきだ」などという声が相次いでいますが、当局の担当者は18日、改めてこう主張。
国家衛生健康委員会・馬暁偉主任:「ゼロコロナ政策は党中央部が下した重要な判断です。『ウイルスと共存』という誤った思想には反対すべきだ」
ただ、市民の生活や人権は守られているのか。市内には「人々が死んでいく」「無制限のロックダウンに反対する」といった垂れ幕も・・・。
例えば食料。上海支局の高橋記者の場合、政府の配給は3回にとどまっています。
その一方で、SNSには食卓にずらりと食料が並び、冷蔵庫にも物があふれる様子が・・・。これは上海市の副市長が「一般家庭を視察した様子」とされますが、「直前に食料が用意された」との指摘も出ています。
中国の物流を支える宅配ライダーにも影響が・・・。
上海では自宅に帰れず、「野宿」をしているといいます。
野宿している宅配ライダー:「住んでいるマンションから『外に出たら戻ってはいけない』と言われました。PCRの証明書はありますが、ホテルは入れもらえず仕方なく橋の下で寝ています」
一見、きちんとした施設ですが、ここは「高架の下」。電源もありません。
野宿している宅配ライダー:「きょうは良いことがありました。お客さんから『必要なものはある』と聞かれ、『携帯の充電器を借りてもいいですか?』と言ったら『いいよ』って言われました」
ゼロコロナの未来は・・・。
コロナ対策の先頭に立った鐘南山医師は6日、科学誌に「重要な役割を果たしている」と寄稿。その一方で、「長期的には追及できない」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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