“一時129円台”円安加速 ゴールデンウィーク観光地への影響は(2022年4月20日)
いよいよ来週から始まるゴールデンウィーク。客足は戻りつつあるものの、厳しい状況が続きそうです。そこに追い打ちを掛けるのが20年ぶりに129円まで下落した円安の加速。観光地にも大きな影響がありそうです。
今年は最大10連休です。
旅行大手の「HIS」によりますと、国内旅行は前年比126%、海外旅行では前年比507%と回復傾向です。
コロナ禍で失われた2度のゴールデンウィーク。今年こそはといきたいところですが・・・。
20日の東京外国為替市場は約20年ぶりに一時1ドル=129円台に下落しました。
しかし、国内で過ごすとしても円安の影響がありそうです。例えば仙台・・・。
喜助グループ本部・小野博康社長室長:「なにせ看板が牛タン。牛タンがないってことはあり得ないので」
仙台観光のメインディッシュ「牛タン」がピンチです。その大半がアメリカやオーストラリア産だからです。
喜助グループ本部・小野博康社長室長:「為替が1円違うと仕入れコストが大きく上がってしまうという問題が発生します」
1カ月前は1ドル115円でしたが、現在はそこから10円以上、安くなっています。10円安くなると、牛タン1キロあたり200円近くコストが上がるといいます。
喜助グループ本部・小野博康社長室長::「(東北新幹線)仙台-東京間も開通しましたのでGWにお越し頂く方、おいしい牛タンを今までの価格で召し上がって頂けるように努めたい」
円安は、ここにも・・・。
新潟県長岡市の夏の花火大会もウクライナ情勢や円安の影響を受け、材料の高騰が直撃。
小谷煌火興行・瀬沼輝明社長:「頑張ってくれているんですけど、商社の方も限界がある」
少しでもお得に旅行したいところですが・・・。
観光庁・和田浩一長官:「足元の感染状況や需要の動向を踏まえて、GW期間は支援の対象に含めない」
一泊あたり最大7000円の補助が受けられる「県民割」について政府は20日、ゴールデンウィークを除くことを決めました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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