“第4のワクチン”「ノババックス」承認 副反応少なく「3回目ためらう人に福音」(2022年4月20日)
3回目のワクチン接種率が50%以下と、なかなか進んでいません。そんななか、19日、4種類目となる新たなワクチン「ノババックス」が承認されました。副反応が少ないと言われ、注目が集まっています。
■「3回目をためらう人に福音」
医師:「1、2回目は問題なかったですか?」
接種者:「はい」
特に若い世代で進んでいない、新型コロナワクチンの3回目接種。その理由について、医師は次のように話す。
新田クリニック・新田泰三院長:「オミクロン株になってから、若い方々の感染が、非常に軽いケースがあるので。副反応というリスクをとって、接種はしたくないという方が多い」
そんな副反応の強さによる、接種控えの解消になるのだろうか。19日、国内で4種類目となる、アメリカの製薬会社・ノババックスのワクチンが承認された。
その特徴について、専門家はこう分析している。
日本ワクチン学会・岡田賢司理事長:「治験のデータを見ていても、副反応が出る率は随分少なそう。重篤な副反応は、ほとんどなさそうだった。3回目をためらっている人には、福音かなと思う」
ノババックスのワクチンは「組換えたんぱくワクチン」と呼ばれる種類。ファイザーやモデルナなどのワクチンとは仕組みが違うため、副反応が少ないとみられている。
■気になるオミクロン株へ効果は?
これまで主流のものと比べると、臨床試験での2回目接種後の副反応は、倦怠感が40%台、発熱が10%以下、頭痛が40%近くとなっている。
松野博一官房長官:「ワクチン供給の安定性の確保につながるとともに、従来の新型コロナワクチンとは異なる種類のワクチンであり、ワクチンの多様性を確保できることは望ましい」
気になるのは、オミクロン株への効果についてだ。
日本ワクチン学会・岡田賢司理事長:「初回、2回目をファイザー(mRNAワクチン)や、アストラゼネカ(ウイルスベクターワクチン)であっても、ノババックスを3回目接種することで、追加効果がしっかりある」
厚生労働省は、従来株やデルタ株と比べると、有効性の値は低いが、一定の効果は得られているとしている。
■1億5000万回分契約 順次発送へ
ノババックスのワクチンは、武田薬品工業が山口県の工場で生産する。
政府はすでに、およそ1億5000万回分の契約を結んでいて、地方自治体には、来月下旬から順次発送される予定だ。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年4月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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