吉野家常務「生娘シャブ漬け」発言で解任 「わかりやすい表現で問いかけたく過激な言葉となった」|TBS NEWS DIG
牛丼チェーン大手「吉野家」の常務が社会人向けの講座で、「生娘をシャブ漬け戦略」などといった趣旨の発言をした問題で、吉野家はきょう、この常務を解任しました。
女性の顧客拡大を狙った新商品について説明する伊東正明氏。
吉野家元常務取締役企画本部長伊東正明氏「より女性の方が頼みやすいメニューにはなっていると思いますので、より女性がご利用いただけるテイクアウトには、かなり注力を注いで販売促進をかけていこうと思っています」
伊東氏はこれまで、吉野家の常務取締役企画本部長として新商品をアピールするなどマーケティング戦略のキーマンでした。しかし今月16日、早稲田大学の社会人向け講座に講師として登壇した際、こんな趣旨の発言をしたといいます。
女性や若い人に吉野家のサービスを継続利用してもらう戦略を言い表すための発言だったとみられます。
この発言に、街の人からは・・・
街の人「そういう感じで見られているんだなって思う」「クスリをイメージさせるような言葉があったので、それはちょっとやめてほしいですよね。食べる方からしたら」「時代錯誤というか、そういう言葉をあえてチョイスしたのがなんでだろうと思う」
早稲田大学は伊東氏について、「講座担当から直ちに降りていただく」としたうえで、今後、受講を希望しない人には、38万円あまりの受講料を全額返金するとしています。
吉野家はきょう、「到底許容することの出来ない著しく不適任な言動があった」として伊東氏の取締役解任を発表。
吉野家によりますと、伊東氏はこう話しているといいます。
伊東氏「『若い女性をより集客するにはどうしたら良いか』と質問した際、わかりやすい表現で問いかけたく、過激な言葉となりました。深く反省しています」
しかし、専門家は、個人だけの問題ではないと指摘します。
日本リスクマネジャー&コンサルタント石川慶子協会副理事長「吉野家で日常的にそういった言葉が使われているのであれば、企業風土の問題。今、日本の企業はどちらかというと、役員クラスはあまり研修・トレーニングされていない。階層別研修はあるが、部長で終わっていて、取締役に対しての研修をしっかりやっているところはまだ少ない」
吉野家は、「きょう以降、伊東氏との契約関係は一切ない」としたうえで、「コンプライアンス遵守の徹底に取り組んでまいります」などとコメントしています。
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