ロシア軍がマリウポリ封鎖 徹底抗戦で降伏要求拒否 ※動画視聴の際はご注意ください(2022年4月18日)
ロシア軍が攻勢を強めるマリウポリでは徹底抗戦が呼び掛けられています。
もう安全な場所はないのでしょうか。
これまで比較的安全とされていた西部リビウ。州知事は4発のミサイル攻撃を受けたと発表しました。
最新の映像には“命をかけた”救助の様子が映し出されていました。
カメラが、その一部始終を捉えたのは、東部ハルキウです。
足をけがした女性。救急隊員が搬送しようとした、その時・・・。
轟音が鳴り響き、隊員らは建物の中に避難します。
警察官:「5人が死亡し、約14人が負傷しました」
安全な場所はどこにも見当たりません。
住民:「病院の前で爆発しました。弾が破裂して院内と住宅まで飛んでいった」
幼稚園の職員:「4発くらい飛んできた。そのうちの一つが幼稚園に当たった」
ハルキウ市長:「砲撃の中で暮らす、すべての人々に一刻も早く退去を呼び掛けます。ボランティアが支援をするので何の心配もいりません」
遺体を弔うことすらできない、マリウポリ。頑として、降伏を拒否する場所もあります。
これはロシア側が「アゾフスタリ製鉄所」を攻撃したとする映像です。
“チェチェン治安部隊”が、SNSで公開しました。真っ暗な地下通路を、わずかな光を頼りに手探りで進みます。時折、大きな爆発音もとどろきます。
真っ赤に流れ落ちる鋼鉄。4年前、製鉄所を紹介した映像です。
アゾフスタリ・メディンベストの公式YouTubeから:「新しい技術を備えた工場だ。環境も良く、効率的に仕事ができる」
ここアゾフスタリ製鉄所は、ヨーロッパ最大級の製鉄所とも言われ、広大な敷地に、地下通路が張り巡らされています。
街を包囲するロシア軍は、徐々にその範囲を狭め、降伏に応じなければ全員を抹殺すると警告しています。
孤立無援ともいえますが、ウクライナ側は徹底抗戦の構えです。
ウクライナ、シュミハリ首相:「街はまだ陥落していない。我々の軍隊・兵士がいるので彼らは最後まで戦うだろう」
ただ、市街地はもう陥落している状況です。
最新のマリウポリの映像では、その様子が顕著に表れていました。
マリウポリ市民:「この子は負傷者です。攻撃に巻き込まれました。足と頭に傷を負っています」
荷物を取りに来たのでしょうか。家からものを運ぶ住民。その後、Zマークの書かれた戦車に乗せられていきます。意気揚々としています。
CNNによりますと、ロシア軍が街を封鎖、移動を禁止すると発表しました。
ゼレンスキー大統領は、本格的な攻撃はこれからだとしています。
ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「ロシア軍は近く、東部での新たな攻撃作戦を展開している。ドンバス地方を完全に破壊しようとしている。マリウポリを破壊し、他の都市もすべてが平地になるまで破壊を続けている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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