麻生副総裁の”異例戦略”か 自民が野党の支持母体に接近|TBS NEWS DIG

麻生副総裁の”異例戦略”か 自民が野党の支持母体に接近|TBS NEWS DIG

麻生副総裁の”異例戦略”か 自民が野党の支持母体に接近|TBS NEWS DIG

夏の参院選を前に、自民党が野党の支持母体に接近しています。異例の戦略を主導しているとされるのが麻生副総裁です。

先週、岸田総理とともに東京・代官山のレストランから出てきた麻生副総裁。総理との会食や会合を重ね、政権の中枢を担っています。

自民党 麻生太郎副総裁
「岸田政権のど真ん中で屋台骨を支えて参りたい」

その麻生氏が今、夏の参院選をにらみ、ある組織に接近し、政界に波紋を広げています。

自民党 麻生太郎副総裁
「我々は連合に対して、政策を実現するなら自由民主党が一番でしょうが、という話を我々は正面から申し上げている」

日本最大の労働組合の全国中央組織である「連合」。本来、自民党ではなく、野党、立憲民主党や国民民主党の支持母体のはずですが・・・

「会食を終えた麻生副総裁が出てきました」

先月、麻生氏と連合の芳野会長が会食。さらに、きょうは・・・

「連合の芳野会長が自民党本部にやってきました」

芳野氏が連合トップとしては、10年ぶりに自民党の会合に出席。フリーランスの労働問題などについて意見を交わしました。

自民党 麻生太郎副総裁
「今一番、労働者の先頭に立って、経営者に向かって『給料を上げてやるべきだ』と言っている政党は、自民党が一番でしょうがと。違うんですかという話を一番理解しているのは連合ですよ」

異例の関係を築きつつある自民党と連合。背景にあるのは、参院選をめぐる連合と野党陣営の足並みの乱れです。

連合 芳野友子会長
「やはり立憲民主党・国民民主党との間での調整が望ましい」

連合は、立憲民主党と国民民主党に参院選の1人区での候補者一本化を求めていますが、思うようには進んでいません。

一方の自民党は、トリガー条項についての協議を通じて国民民主党に接近。さらに遠藤選対委員長のおひざ元、山形では、国民民主党の現職に配慮する形で、参院選での候補者擁立を見送る案まで浮上しています。

自民党幹部
「とにかく野党分断ができればいい」
別の自民党幹部
「全部、麻生さんの戦略だ。国民民主を抱き込もうとしている」

野党分断をはかりつつ、連合に接近する自民党。麻生氏は参院選に向け、連合の大票田の一部を取り込む戦略を描いているようです。

自民党 麻生太郎副総裁
「なんとなく、ご年配の方は労働組合って言ったら「ええ、組合」(と言われて)、ほとんどダメでした。自民党の中を説得するのが大変でした。時代が違うって、明らかに世の中動いているんですよ」

麻生氏の「奇策」は、参院選の構図を変えることになるのでしょうか。

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