ロシア前大統領が警告 ゼレンスキー大統領に「身の安全に気をつけ」「夜は戸締りを」(2022年4月15日)

ロシア前大統領が警告 ゼレンスキー大統領に「身の安全に気をつけ」「夜は戸締りを」(2022年4月15日)

ロシア前大統領が警告 ゼレンスキー大統領に「身の安全に気をつけ」「夜は戸締りを」(2022年4月15日)

 ロシアの前大統領がゼレンスキー大統領に対し、「夜間は戸締りをしておけ」と警告しました。ロシアが拘束や暗殺を狙った秘密工作を活発化させる可能性があります。

■ロシア軍北部離れ・・・南東部地方に出現

 日本時間未明、アメリカ国防総省は、ウクライナ北部を離れたロシア軍が、南東部のドンバス地方に現れ始めていると発表したと、CNNが報じました。

 陥落が間近に迫っているとされるウクライナ南東部の街・マリウポリ。ほとんどの場所がロシア軍に占領され、街中には、至る所に「Z」のマークを付けた兵士や装甲車の姿がありました。

■「ミサイル命中」ロシア旗艦“沈没”

 一方、海上では、今後の戦況に影響を及ぼしかねない大きな動きがありました。

 ウクライナ側は、黒海艦隊の旗艦「モスクワ」に、対艦ミサイル「ネプチューン」を命中させたと主張しています。

 一方で、ロシア国防省は、弾薬が爆発・損傷したと発表。原因は、火災だとしています。

 「モスクワは深刻なダメージを受けているが、乗組員は全員無事で、原因は調査中」としています。

 ロイター通信によると、ロシア国防相は、「モスクワは沈没した」と発表しました。艦隊の象徴ともいえる旗艦に、大きな被害があったことは事実のようです。

■ウクライナ国境越え砲撃か・・・ロシア反発

 ウクライナ反抗ののろしは、北部でもありました。

 ロシアのタス通信によると、ロシアの連邦捜査委員会などは14日、ウクライナと国境を接するロシア西部の2つの州がウクライナの攻撃を受けたと主張しました。

 2つの集落などが空爆や砲撃を受け、妊婦を含む、8人がけが、このうち2人は重体で、死者は確認されていないということです。

 これが事実であれば、ロシア軍がウクライナに侵攻して以来、ロシア国内の民間人が本格的な攻撃にさらされるのは、初めてだとみられます。

 ロシア国防省報道官:「ウクライナ軍がロシア領内の設備へのテロ活動や攻撃を行っているという情報がある。もし、そのような活動を続けるなら、ロシア軍は、自制しているキーウなど指揮中枢への攻撃を実行する」

■ロシア前大統領「身の安全に気を付けろ」

 ウクライナは、親ロシア派政党の党首を拘束し、捕虜となっているウクライナ兵と交換することを提案しています。

 これに対し、ロシアのメドベージェフ前大統領は、自身の公式SNSでゼレンスキー大統領に対し、次のような内容を投稿しました。

 メドベージェフ前大統領:「自分が交換対象にならないよう、用心すべきだ。身の安全に気を付け、夜間は戸締りをしっかりすべきだ」

 プーチン氏の最側近のメドベージェフ氏は現在、安全保障会議の副議長を務めていて、今後ロシアが秘密工作を活発化させる可能性も指摘されています。

(「グッド!モーニング」2022年4月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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