「遺体がじゅうたんのように・・・」マリウポリ市長訴え(2022年4月13日)

「遺体がじゅうたんのように・・・」マリウポリ市長訴え(2022年4月13日)

「遺体がじゅうたんのように・・・」マリウポリ市長訴え(2022年4月13日)

 まもなく陥落とも言われる、ウクライナ東部の要衝・マリウポリ。破壊された集合住宅では、がれきをかき分け、懸命の捜索活動が行われています。

■マリウポリ市長「遺体のじゅうたん」

 マリウポリの市長は、「街の通りには、遺体がじゅうたんのように敷き詰められている」と、惨状を訴えています。

 ボイチェンコ市長:「何千人もが路上に横たわっていたが、全員を収容することはできなかった。死者は恐ろしい数で、1万人以上だ。残念ながら、2万人以上かもしれない」

 市内の製鉄所では、化学兵器が使われたかもしれないとの情報もあります。

■プーチン大統領「軍事行動は続ける」

 こうしたなか、日本時間の12日夜、会見したプーチン大統領は、停戦協議はウクライナ側が合意事項を覆したために行き詰っていると批判しました。

 プーチン大統領:「重要なのは、ウクライナのほうが去っていったということだ」

 プーチン大統領は、親ロシア派が実効支配するウクライナ東部のドンバス地方や、ロシアが一方的に併合したクリミア半島について「ウクライナは安全保障の面で関与しない」という、これまでの合意事項が覆されたと主張しています。

 さらに、ウクライナのブチャで行われたとされる、ロシア軍による民間人殺害は「フェイクニュースだ」と述べて、停戦協議の妨げになっているとの認識を示しました。

 プーチン大統領:「我々は交渉を続ける条件を示したにもかかわらず、返ってきた答えは『ブチャ』だ。それで、また行き詰まりの状態に戻ってしまったのだ。これらの問題が解決しないことには、合意には達しない。合意に達しない限り、軍事作戦は続ける。目的を完全に果たすまでは。そして、最初に生じた問題が解決するまでは」

(「グッド!モーニング」2022年4月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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