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閉店したはずの「丸亀製麺」が「マル」に ロシア側が“無断営業”か
ウクライナへの侵攻を受け、外資系企業の撤退が相次ぐロシア。しかし、閉店したはずの日本のうどんチェーン「丸亀製麺」の店舗が同様の形態で無断営業されていることが分かりました。
10日に撮影されたロシアの首都モスクワにあるうどん店の様子。テーブルには「温玉照り焼きチキンうどん」とかきあげ。トッピング用の無料の天かすや刻みネギも用意されています。
日本でよく見るうどんチェーン店のスタイルですが、実はこの店、先月まで日本の「丸亀製麺」の店舗でした。
モスクワでも人気の「丸亀製麺」。
世耕弘成経産大臣(当時)
「いそがしいところ、すみません。本当に日本の「丸亀製麺」と一緒ですね」
2016年には当時の世耕経産大臣が視察しました。
しかしウクライナ侵攻を受け、「丸亀製麺」を展開する日本のトリドールは先月31日、ロシアにある7店舗すべての閉店を決定。
ただ、モスクワのこちらの店舗は「マル」という店名に変わったものの、現在も同様の形態で営業されています。
利用客
「(店名が変わったのに気づいた?)正直言って、気づきませんでした」
「丸亀製麺の場所を探したら、名前が変わったことに気づきました」
5年以上通っている常連客によりますと、メニュー表は店名が「丸亀製麺」から「マル」に変更された以外は同じで、天かすやお茶などの無料のサービスも継続。壁に飾られている富士山の写真もそのままだということで、右上の「マル」という店名は後からシールで貼られた様に見えます。
利用客
「店名以外は何も変わっていません」
「味、値段、快適さが大事で、名前は重要ではありません」
こうした状況にトリドール側は・・・
トリドール
「名称および類似サービスを継続することは、弊社として認めたものではありません」
トリドールによりますと、モスクワの「丸亀製麺」の7店舗はフランチャイズでの営業で、ロシアの運営側とは全店舗の閉店で合意していました。現在、「合意内容と齟齬があるため状況の是正を交渉中」だということです。
「丸亀製麺」が提供していたサービスなどをいわば無断で使用し営業を続けているうどん店「マル」。
JNNは運営会社とされるロシアの「マルフーズ」に権利関係などについて問い合わせていますが、いまのところ回答はありません。
(11日17:41)
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