“白熱議論”経てついに…兵庫の斎藤知事と泉市長が伐採問題トップ会談 笑顔で雪解け(2022年4月11日)
兵庫県の明石公園の樹木が大量に切られている問題。伐採を推し進めてきた兵庫県の斎藤元彦知事と、伐採に異を唱えてきた明石市の泉房穂市長による「トップ会談」が実現しました。
4月11日午後、兵庫県の斎藤元彦知事と直接協議を行うため県庁にやってきた明石市の泉房穂市長。泉市長にとっては念願の直接協議となりました。実は今年1月にはこんな応酬がありました。
【県・市町懇話会でのやり取り 今年1月】
(泉房穂市長)「協議の場の設定をいつまでにということをお答えください」
(斎藤元彦知事)「実務者同士でしっかり協議を重ねて内容を詰めていくことが私は大事だと思っていまして、それはご理解いただけると思います」
(泉房穂市長)「理解しません!最初にトップ同士が話さないと実務者の協議に意味はありません」
白熱の議論を経て、ようやく実現したトップ同士による直接協議。兵庫県立明石公園で県が進めてきた樹木の伐採についても話し合われました。
県はこれまで「景観を守るため」として1600本以上の木を伐採してきました。しかし明石市の市民グループなどが「切りすぎではないか」とこれに反発。さらに泉市長も県に伐採をやめるよう訴え、斎藤知事は伐採計画の一旦中止を発表していたのです。
4月11日の協議では次のようなやり取りが見られました。
(泉房穂市長)「伐採の件については、ご英断ありがとうございます」
(斎藤元彦知事)「樹木の伐採も、見させていただくと切り株のインパクトがすごく大きいというのもよくわかりましたので、そこはしっかりと関係者の皆さまの意見を聞きながらやっていって」
斎藤知事は今後、市民の意見を取り入れ、できる限り樹木を保存していく考えを示しました。
(泉房穂市長)「お互いソフトボールやっていたこともわかりましたので、また一緒に」
(斎藤元彦知事)「自分、ちょっと肘弱いのでね」
すっかり打ち解けた様子の2人。泉市長からは、明石市民から「公園を市立化すべき」との声が上がっていることも伝えられましたが、斎藤知事は今後も県が管理していく考えを強調しています。
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