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尼崎市議選で「1票差で落選」の元市議の男性 県選管訴えた裁判 請求棄却 大阪高裁(2022年4月7日)
選挙で落選した男性の訴えが、退けられました。
寺坂美一さんは去年1票差6月の尼崎市議選で1票差で落選。寺坂さんの申立てを受けて兵庫県選挙管理委員会が票を再点検したところ、票差が「3票」に開く結果となりました。
これを受け、寺坂さんは「票の数え方の基準が恣意的で、選挙の結果が公正なのか疑問」などとして大阪高裁に訴えを起こしました。
4月7日の判決で大阪高裁は、最下位で当選した候補者の票のうち1票は、明確に判読できず、無効と判断。票差は「2票」だとしましたが、「選挙の結果は変わらない」などとして、寺坂さんの訴えを退けました。
(寺坂美一さん)
「人によって判断が変わる。数字が変わるというのはあってはならないと、適切に有権者の方の意思が判断されるような制度に改めていく必要があると改めて感じました」
寺坂さんは上告する方針です。
一方、兵庫県は「おおむね主張が認められたと考えている」としています。
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