ロシア制裁強化?見通しは NATO外相会合に日本初参加・・・狙いは「抜けを防ぐ」(2022年4月7日)

ロシア制裁強化?見通しは NATO外相会合に日本初参加・・・狙いは「抜けを防ぐ」(2022年4月7日)

ロシア制裁強化?見通しは NATO外相会合に日本初参加・・・狙いは「抜けを防ぐ」(2022年4月7日)

 NATO(北大西洋条約機構)外相会合に日本の外務大臣が初めて参加しましたが、狙いは何なのでしょうか。ベルギーから報告です。

 (金指光宏記者報告)
 林芳正外務大臣は7日午前8時前に到着し、入っていきました。現在は、NATOの外相会合の真っ最中ということになります。

 今回の会合には日本などアジア太平洋地域の国が参加をしています。その狙いは、「制裁の抜けを防ぐ」ということにあります。

 NATOは戦争の長期化に備えて、ウクライナへの支援とともに、制裁の維持を大きな柱に掲げています。つまり、制裁の効果を保ち続けるということです。

 そこに重要になるのがアジアなんです。アジアには、ロシアと関係が近い中国があります。中国の対策として、中国のロシアへの支援、そして制裁逃れの加担を防ぎたいという狙いがあります。

 (Q.会合では具体的にどんなことが決まる?)
 最終的にどのレベルで決まるかというのはまだ分かりませんが、確実に話し合われるのが、ウクライナへのさらなる兵器提供です。

 ウクライナのクレバ外相は、会合の前にこの場所で会見を開いたんですけれども、そこで「議題は単純だ。兵器、兵器、そして兵器だ」というふうに述べました。そして、この兵器の提供があれば、次のブチャは起こらないとも訴えました。

 NATOは、ウクライナで起きている戦争がウクライナ以上に拡大するというのは防ぎたいという本音がありますが、そういったなかで、どこまでウクライナへの兵器提供に応じるのか、今後の注目となります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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