ロックダウン中の上海で渋滞 封鎖の歪続々
事実上のロックダウンが続く中国・上海で、なぜか車の渋滞が発生。そこには一体どんな理由があるのでしょう?
上海で6日、確認された新型コロナの市中感染者は2万人近くで、6日連続の過去最多となりました。
ロックダウン解除の見通しが立たないなか・・・
「野菜を買いに出てきたね、説明して!」
強引に外に出て、見つかってしまう人も。
記者
「毎日、何度かベランダに出て外を眺めていますが、配達以外の車両を見かけることは、ほとんどありません」
ところが・・・これは上海市内で6日に撮影されたとみられる映像です。渋滞が発生していて、その先には大型のスーパーがあります。
スーパー側は「通行証を持った客が大幅に増えたため休業する」と発表。
現在、上海では、急病人や帰国したい外国人、さらにインフラ関連の仕事に従事する人は、企業やマンションが発行する通行証があれば外に出ることができます。
なぜ通行証を持った人が増えたのでしょうか。
「1枚1000元で発行する」
これはSNS上に載せられた通行証の写真。日本円でおよそ1万9千円で発行すると書き込まれています。
通行証をめぐっては、ほかにも違法な発行を示唆した男が警察に摘発されるなど、不正が横行している可能性があります。
一方、事実上のロックダウンが現在も続いている東北部の遼寧省瀋陽では・・・
地元テレビ局女性キャスター
「なぜかは言えないけど私の言うことを聞いて」
地元テレビ局の女性キャスターが先月30日、感染拡大を警告するような動画をSNSで発信。この発言が「社会に悪影響を及ぼした」として、停職処分になったと香港系メディアが報じました。
(07日16:39)
コメントを書く