「専門家がロシア軍による戦争犯罪の証拠を収集」民間人殺害でウクライナ当局
ロシア軍の撤退後、多くの民間人の遺体が見つかったウクライナの首都キーウ近郊について、検察当局は「専門家などがロシア軍による戦争犯罪の証拠を集めている」と明らかにしました。VTRには遺体の映像が含まれます。
並べられた、遺体が納められた袋。
ロシア軍の撤退後、多くの民間人の遺体が見つかったキーウ近郊のブチャでは6日、警察が収容した遺体の身元などを調べる作業を行いました。
ウクライナの検事総長の事務所は、ブチャやブチャよりも犠牲者が多い可能性が指摘されているボロディアンカで、「50人の専門家などがロシア軍による戦争犯罪の証拠を集めている」と明らかにしました。
一方、ロシア大統領府によりますと、ブチャで多数の民間人の遺体が見つかったことをめぐり、プーチン大統領は6日、「下品でシニカルな挑発行為だ」と反論しました。
ハンガリーのオルバン首相との電話会談で語ったもので、ブチャの問題についてのプーチン氏の発言が明るみに出たのは初めてです。
そうした中、国連は7日に総会を開き人権理事会でのロシアの資格を停止する決議案の採決を行います。
JNNが入手した決議案では、「ウクライナでロシアによる組織的な人権侵害と国際人権法の違反があったという報告に重大な懸念を表明する」としています。
国連関係者によりますと、決議案の共同提案国は日本を含めすでに53か国に上っていて、「採択される可能性が高い」としています。
(07日11:20)
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