【独自】「頭に袋、両手縛られ…」ロシア軍に一時拘束 メリトポリ市長に単独インタ
ロシア軍に占拠され、自身も一時拘束されたウクライナ南東部の市長がJNNの単独インタビューに応じ、当時の状況などを語りました。
メリトポリ市・フェドロフ市長
「頭に袋を被せられ、両手を縛られました。市長を辞任せよと言われました」
南東部メリトポリのフェドロフ市長は先月11日、侵攻してきたロシア軍兵士に連行されました。6日後、9人のロシア兵との捕虜交換で解放されましたが、ロシア側は親ロシアの元市議をメリトポリ市のトップに据えました。
現在、ザポリージャを拠点にしているフェドロフ市長によると市内ではデモ参加者の逮捕が相次ぎ、人道支援物資を送ってもロシア側の妨害でなかなか届かないということです。
メリトポリ市・フェドロフ市長
「非常に危険な状態です。ブチャなどよりも酷いことになる可能性があります」
また、ロシア側が市内各所に軍事拠点を築いているためもし奪還戦になれば大きな被害が出ると懸念しているほか、ロシア側が学校やメディアを通じて支配を強めようとしている、としてなるべく早くメリトポリを以前の状況に戻す必要がある、と訴えています。
一方、ウクライナに侵攻したロシア軍の状況についてアメリカ国防総省の高官は6日、首都キーウ周辺やキーウの北のチェルニヒウに残っていたロシア軍部隊の全てが撤退したと明らかにしました。
ベラルーシやロシアに移動し、別の場所での戦闘に向けて物資の補給などを行っていると見ていますが、現時点でウクライナ国内に再び入ってくる動きは確認できないとしています。
(07日11:25)
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