プーチン氏 ウクライナ情勢「ロシアの安全が保証されるかにかかっている」
ロシアのプーチン大統領は、緊張が高まるウクライナ情勢について「我々の行動はロシアの安全が保証されるかにかかっている」と述べました。
ロシア プーチン大統領
「あなたたちは我々に保証を求めている。我々に保証しなければならないのは、あなたたちです。今すぐに」
プーチン大統領は23日、年末恒例の記者会見を開催。アメリカ側にNATO=北大西洋条約機構をこれ以上、東側に拡大させないよう法的な保証を求める中、「我々の行動はロシアの安全が保証されるかにかかっている」と述べ、欧米の対応次第との考えを示しました。
また、プーチン氏は「我々がミサイルをアメリカの国境周辺に配備しただろうか。それは違う。ミサイルを持ってきたのはアメリカだ」と語り、緊張を高めているのは欧米側だと主張しました。
一方で、ウクライナ国境付近にロシア軍が集結していることなどから懸念が出ている軍事衝突については、「我々の選択肢にはない」と発言。アメリカ側に示したウクライナをNATOに加盟させないことの確約などを盛り込んだ条約案に関しては、来月初旬にも協議が始まるとしています。(24日02:36)