バイデン大統領「プーチンは戦争犯罪人だ」 ドイツ・フランスはロシア外交官を国外退去へ
アメリカのバイデン大統領はロシアのプーチン大統領を「戦争犯罪人だ」と改めて、非難しています。
アメリカ バイデン大統領
「プーチンは残酷だ。ウクライナのブチャで起きていることは言語道断で、みんなが見ている。彼は戦争犯罪人だ」
バイデン氏は4日、プーチン大統領を戦争犯罪人だと非難し「情報を集める必要がある。戦争犯罪の裁判を起こせる」と主張しました。ウクライナの首都キーウ近郊で市民の遺体が多数見つかったことをうけ、バイデン政権は週内にロシアへの追加の経済制裁を発表することにしていて、エネルギーに関連する制裁などについてヨーロッパの主要国などと協議しているということです。
ただ、現時点でロシアの行為について「ジェノサイド=大量虐殺の水準までには至っていない」として、大量虐殺の定義を満たす残虐行為が行われたと判断した場合、ジェノサイドと呼ぶ方針です。
こうした中、ドイツとフランスは駐在するロシアの外交官を国外退去させることを決めました。
ドイツは駐在するロシアの外交官ら40人が対象で、フランスも外交に携わるロシア人の駐在職員を追放すると発表しました。一方、ロシアのプーチン大統領は4日、「非友好国」に指定した一部の国に対し、入国ビザの発給を制限する大統領令に署名しました。
対象とされたのは、EUのほか、ノルウェーやスイスなど欧州の国で、政府関係者や報道関係者に対するビザ手続きの簡略化も取りやめるとしています。
日本も「非友好国」に指定されていて、今後、制限が課せられる可能性もあります。
(05日11:24)
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