ロシア軍事作戦“縮小”表明後も攻撃継続か チェルニヒウ州知事「民間施設に攻撃」
ロシアは停戦交渉を受け、首都キエフなどウクライナ北部に対する攻撃の縮小を表明しましたが、ウクライナ側はこれらの地域を含め攻撃は続いていると非難しています。
これは30日の北部チェルニヒウの映像です。ロシアは29日の停戦交渉を受け「キエフとチェルニヒウ方面での軍事行動を大幅に縮小する」と表明しましたが、チェルニヒウ州の知事は“次の日も民間施設が攻撃された”と訴えました。
ウクライナ チェルニヒウ州知事
「ショッピングモールや図書館、集合住宅などを含むインフラが破壊されました」
キエフ市長も近郊で戦闘が続いているとして、ロシア側の発表は「事実ではない」としています。
一方、ロシア国防省は30日、キエフとチェルニヒウの部隊を再編成し、ウクライナ東部のドンバス地方を「解放」させる作戦に集中すると発表しています。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ロシアのミサイルと空爆による攻撃は毎日、我々の都市やインフラ施設に対して行われている」
ゼレンスキー大統領は30日、ノルウェー議会でのオンライン演説で、攻撃により「莫大な被害が出ている」と強調、ロシア船舶のヨーロッパ域内への入港を禁止するよう求めました。
（31日03:27）
