15分でチケット完売! 世にも奇妙な“オルガン解体ショー”(2022年3月30日)

15分でチケット完売! 世にも奇妙な“オルガン解体ショー”(2022年3月30日)

15分でチケット完売! 世にも奇妙な“オルガン解体ショー”(2022年3月30日)

 チケットは、わずか15分で売り切れです。

 先週末、世にも奇妙なイベントが開催されました。その名も「オルガン解体ショー」。果たして、謎のイベントの目的とは。

 SNSで拡散され、瞬く間に話題となったこのイベント。

 武蔵野文化事業団事業課・和田能さん:「びっくりしました。200席限定だったけど、15分で完売しました」

 皆さん、インパクト抜群のタイトルに引かれたようです。

 女性客:「目に付いたのは解体ショーですね。何事かと思いました」

 男性客:「マグロかと思いました」

 小学生:「楽しみです。中身がどうなっているのか」

 イベントはパイプオルガンの演奏で幕を開けました。

 演奏者の2人も“解体ショー”のことを聞いた時は驚いたといいます。

 オルガン奏者・阿部翠さん:「最初笑っちゃったけど、ありがたいこと。オルガンはマイナーな楽器なので」

 オルガン奏者・山口綾規さん:「これを機に好きになって頂けるとうれしい」

 いよいよ“解体ショー”の始まりです。

 解体するのは、世界的なオルガン製作家、マテュー・ガルニエさん。

 オルガン製作家、マテュー・ガルニエさん:「まずは彫刻から外します」

 めったに見ることができないパイプオルガンの中身に、お客さんは興味津々です。

 メンテナンスの時も204本のパイプを取り外して調律するといいます。

 オルガン製作家、マテュー・ガルニエさん:「オルガンのなかで一番大きいパイプ、木管。なんか気持ち良いね、おなかにぶつかる音」

 このオルガンの椅子にはこんな仕掛けが。

 オルガン製作家、マテュー・ガルニエさん:「風を使いながら動いています」

 椅子の中から電動で空気を送っているのです。

 観客:「このオルガンは解体した後どうする?」

 オルガン製作家、マテュー・ガルニエさん:「どうしようかな。誰か欲しいですか?」

 約1年かけて作られたオルガンは、1時間ほどでこの通り。

 オルガン製作家、マテュー・ガルニエさん:「スケルトンの楽器になりました」

 それにしても、一体なぜこんな変わったイベントを・・・。

 武蔵野文化事業団事業課、和田能さん:「より多くの人に興味を持って頂きたくて、色んな切り口で紹介したくて。オルガンの中を見て頂こうと企画を立てた」

 知的好奇心をくすぐるオルガン解体ショー。

 女性客:「面白かったです。昔(オルガンを)やっていたけど、もう一回やってみようかなと思いました」

 ところで、解体したオルガンは・・・。

 オルガン製作家、マテュー・ガルニエさん:「今から戻します。ははは。きょうの夜、別の所で使わないといけないから」「(Q.大変ですね)まあまあ。でも楽しいです」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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