人違いで暴行加え男性死亡 「説明聞き入れず」 懲役14年
人違いから面識の無い男性を鉄パイプで殴るなどして死亡させた罪に問われた男に、懲役14年の判決です。
この裁判は無職の渡部俊文被告(43)が、おととし9月、埼玉県越谷市の島村智広さん(32)を鉄パイプで殴るなどの暴行を加えて死亡させ、遺体を千葉市内の病院の前に遺棄した、傷害致死と死体遺棄などの罪に問われたものです。
渡部被告は面識がなかった島村さんが、「自分の家に盗みに入った男だ」と勘違いし、仲間と共に犯行に及んでいました。
きょうの判決で千葉地裁は、「渡部被告が犯行の計画と実行の両面で主導的な立場だった」と指摘しました。その上で、「島村さんの“人違いだ”という説明を聞き入れず、理不尽にも死亡させた」として、懲役14年を言い渡しました。
(30日16:48)
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