生理用品やオムツの他に…避難民が求める“意外なモノ”ポーランドの支援者に聞く実情(2022年3月29日)

生理用品やオムツの他に…避難民が求める“意外なモノ”ポーランドの支援者に聞く実情(2022年3月29日)

生理用品やオムツの他に…避難民が求める“意外なモノ”ポーランドの支援者に聞く実情(2022年3月29日)

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、ウクライナからポーランドに避難した人たちを草の根で支援している日本人がいます。この方は日本から集まった寄付をもとに活動をされています。

 ウクライナの隣国ポーランド。国連難民高等弁務官事務所によりますと、ポーランドへの避難民は3月27日時点で229万人に達しています。そのポーランドの首都ワルシャワで日本語学校の教師として働くのが堂野絢子さん(30)です。28日、オンラインで話を聞きました。

 (堂野絢子さん)
 「(Qどんな支援をされている?)必要とされる物資を、薬局やスーパーで購入して、必要とされている場所に届ける活動をしています。子ども用の紙オムツとか女性用の生理用品です」

 堂野さんは今、避難民が滞在する避難所や駅などに物資を届ける活動をボランティアで行っています。

 (堂野絢子さん)
 「初めて避難所に行った時にお会いした方は、必要なモノを何とかして手に入れたいという雰囲気があって、ちょっと殺伐としていて。危険な地域から必死になって逃げてこられて、すごく大変な思いをされたんだなと感じました」

 キッカケは日本に住む友人からの“自分の代わりに支援をしてほしい”という依頼でした。SNSなどで支援の輪が広がり、12人から集まった寄付約30万円を使って物資を購入しています。支援を始めて意外なモノが必要とされていることに気付いたといいます。

 (堂野絢子さん)
 「避難所に大きなスーツケースを持って行ったことがあったんですが、ポーランドからさらに別の国に移動されるのにスーツケースやバックパックが必要とされているみたいで、スーツケースを持って行くとすぐに『私にちょうだい』という感じで取っていかれた。最近は例えば、学校で使える文房具とか子どもたちが勉強できる環境を整えるためのものは、この1週間で(要望が)出てきた」

 一方、ポーランドでも今、ロシアの脅威に対する不安が高まっていて、射撃場で訓練を行う市民が急増しています。周囲のポーランド人について次のように話します。

 (堂野絢子さん)
 「(日本語学校で)普段ものすごく明るい方が授業の中ですごく沈んだ声で『元気じゃないです』と。もしポーランドに戦争がきたらということを想定して皆さん怖いとおっしゃっている。(Q今後はどのように支援に取り組む?)保育園に必要なものがありませんか?と声掛けしたり、親子が宿泊できるアパートを提供しているオーナーと連絡をとりあっているので、そちらに継続的に支援物資を届けられたらいいなと思います」

▼MBS NEWS HP
https://ift.tt/HFvjoEs

▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします!
https://www.youtube.com/c/MBSnewsCH?sub_confirmation=1

#MBSニュース #毎日放送 #ウクライナ #ロシア #軍事侵攻 #避難民 #支援 #物資 #活動

MBSnewsCHカテゴリの最新記事