【ウクライナ侵攻】非公式停戦交渉 参加者に“毒物症状”か

【ウクライナ侵攻】非公式停戦交渉 参加者に“毒物症状”か

【ウクライナ侵攻】非公式停戦交渉 参加者に“毒物症状”か

今月初めに行われたロシアとウクライナの非公式の停戦交渉の参加者に、毒物によるとみられる症状が現れたとイギリスの調査報道グループが報じました。参加者にはロシア人実業家アブラモビッチ氏が含まれているということです。

イギリスの調査報道グループ「ベリングキャット」によりますと、ロシア人実業家アブラモビッチ氏ら3人は今月3日、ウクライナ領内でロシア側との非公式の停戦交渉に参加しました。その夜、目や皮膚の炎症、刺すような目の痛みなどの症状が出たということです。

調査を依頼されたベリングキャットの専門家は、未確認の毒物による可能性が高いと結論づけました。一方で、致死量には足りず、脅迫を目的とした可能性が高いともしています。

これについてロイター通信は、アメリカ政府高官の話として「環境によるもので、毒物ではない」との見方を報じています。

ロシアとウクライナの公式の停戦交渉は日本時間29日夕方から行われますが、ウクライナ側代表団のひとりは「交渉団は普段通り働いている」と強調しました。

クレバ外相は「誰もがニュースに飢えている」と報道に懐疑的な見方を示した上で、「ロシアとの交渉に臨む者は誰であれ何も飲み食いせず、何も触れない方がいい」と皮肉を交えて警告しました。
(2022年3月29日放送)

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