豊島区議2人が略式起訴で議員辞職 区職員らに政治資金パーティー券購入依頼で
豊島区議2人と区の幹部職員らが、政治資金パーティーに会費を払って参加するよう区の職員に求めたとされる事件で、区議2人は略式起訴されたことを受けて議員を辞職しました。
この事件は、自民党会派の豊島区議 松下創一郎氏(41)と竹下広美氏(62)、区の部長ら8人が政治資金規正法違反の疑いで書類送検されたものです。
松下区議らは去年5月、区の職員に対し、2か月後の東京都議選に自民党公認で立候補していた堀宏道元都議のオンライン上での政治資金パーティーに5000円の会費を払って参加するよう求めた疑いがもたれています。松下氏と竹下氏は略式起訴されたことを受け、区議を辞職しました。
2人はきょう、「パーティー券を区職員に配布しました」「強制するつもりはなかったが区役所の皆様に大変ご迷惑をおかけしたことは誠に申し訳ない」とコメントしています。
一方、豊島区もきょう記者会見し、書類送検された部長8人のうち総務部長と文化商工部長の2人がきのう略式起訴されたと明らかにしました。
区によりますと、松下区議と竹下区議から、宛名が書かれた案内状を部長らが受け取りそれぞれ部下に配っていたということです。
高野之夫 豊島区長
「公務員として極めて不適切な行為をしましたことに、区長として責任を痛感している次第であります」
事件を受けて、区長は3か月間、給与を3割減額し、部長らの処分については今後決めるとしています。
(25日19:39)
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