生物化学兵器の使用検討?プーチン氏は今後どう動く(2022年3月22日)

生物化学兵器の使用検討?プーチン氏は今後どう動く(2022年3月22日)

生物化学兵器の使用検討?プーチン氏は今後どう動く(2022年3月22日)

 ウクライナ侵攻からまもなく1カ月です。バイデン大統領が「プーチン氏は追い詰められている」と話すなど膠着(こうちゃく)状態が続いています。

 避難してきた難民:「マリウポリから来ました。街はもう90%くらいは破壊されています」

 激しい戦闘が続くウクライナ南東部のマリウポリでは多くの住民が避難を余儀なくされています。

 一方、破壊された街には今も砲撃音が鳴り響くなかで生活する住民の姿も・・・。

 なかには亡くなった人のため墓を掘る住民もいます。

 住民:「一時的な埋葬であることを願っている」

 この状況にゼレンスキー大統領は「灰になりつつあるが、マリウポリは生き残る」「国と人々を守るためにできることは何でもしてほしい」と国民に訴えています。

 しかし、ウクライナに襲い掛かる、さらなる不安・・・。

 アメリカ、バイデン大統領:「プーチン氏はウクライナが生物・化学兵器を持っていると言っているが、それは彼自身が使用を検討している兆候だ」

 ロシアのプーチン大統領が生物・化学兵器の使用を検討しているとアメリカのバイデン大統領が警告。

 極超音速ミサイルを使用したことも明言。追い詰められたプーチン大統領が今後、過激な戦術に出る可能性があると述べ、さらには経済制裁への報復としてロシアがアメリカのインフラにサイバー攻撃を加える可能性があるとも訴えました。

 一方、他国と共に厳しい経済制裁を行う日本に対し、ロシア外務省は国益を害する国と交渉はできないとして「平和条約交渉を継続するつもりはない」と声明で表明。

 北方領土でのビザなし交流も停止するとしています。

 岸田総理大臣:「今回の事態はすべてロシアによるウクライナ侵略に起因して発生しているものであり、それを日ロ関係に転換しようとする今般のロシアの対応、これは極めて不当にあり、断じて受け入れることができない。逆に日本国として強く抗議をするところであります」

 ウクライナへの軍事侵攻から、まもなく1カ月・・・。

 果たしてウクライナ、そして西側諸国は、どこまでプーチン大統領を追い詰めているのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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